マーマレードプリン【オレンジ】

○太陽ビル ページ27

彼氏の浮気現場？を目撃して



震えるAちゃんの手を握った。



昨日も来た太陽ビルに着いて、タクシーを降りた。



タクシー代払う時に手を離したけど、



よくよく考えたら、急に知り合ったばかりの女の子を手を握るやなんてちょっとしたセクハラやん。



丸山「さっきはごめんな？？急に手ぇ握って///



手汗べちゃべちゃで気持ち悪くなかった？？」



A「いえ。そんな事ないです。



あったかい手でしたよ。」



丸山「そっかぁ…ふふっ//」



俺はエレベーターのボタンを押した。



A「あの。ここ昨日殴られた場所ですよね？？



怖くないんですか？？」



丸山「怖くないって言うたら嘘になるけどさ。



ここのビル、なんか落ち着くねんもん。」



エレベーターが到着して、



丸山「歌いたい気分やから、1時間だけ付き合って」



A「わかりました」



カラオケのある階のボタンを押した。



受付に行くと、昨日いたやる気のないおじさん店員ではなく、



ちょっとヲタクっぽい学生の店員だった。



案内された部屋は昨日と同じ部屋だった。



部屋についてすぐ店員がドリンクを持ってきた。



A「昨日のおじさんより仕事が早いですね」



丸山「ホンマやねぇ」



Aちゃんはマイクとデンモクを俺に渡して、



テーブルを挟んで向かい側の椅子に座った。

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