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翔「豊!何して…るのって、あの、この方は…?」
豊「ん?あぁ、この人はAさん。この猫の事とかで話始めたんだけど、つい話し込んじゃって」

翔「話し込んじゃってって、1時間以上もこの寒い中でよく…。」

A「初めまして、Aと申します。すみません、お友達の方とお約束か何かされていたようなのに話に夢中になって、引き留めてしまって。」

翔「え、いやいや、いえいえ、ぜ、全然。」

豊「緊張しすぎじゃね…。」

A「今日はこれで、失礼しますね、それではまた。ここで会いましょう」

そういって彼女は少し笑うと歩いて去っていった。話に夢中になりすぎてアドレスもしていないことに気がつき少しため息が出た。

翔「何ため息ついてんの」

豊「え、いや別に」

そうだ、何でため息なんか、そう思いながらふと膝に目をやると子猫が丸くなりぐっすりと眠っていた
そうだ、俺はこいつの為にあの人と会うだけだ、そう言い聞かせひとまず家に帰った

翔「じゃ僕バイトだから」

豊「あ、おうじゃな!」

翔「恋もいいけどちゃんと活動内容とか考えてよね!メンバー募集のページは僕が作っておくけど」

豊「あ、サンキュ、って恋じゃねーし!」

翔「はいはい」

あんなキャラだったかあいつは!と少し怒りながらも胸はドキドキしていた。




あれからしばらくたった。バイト、バンド活動、メンバーの面接、色々なことがあった。

そんな忙しい中豊は出来るだけ猫にあいに行った。

豊「元気にしてたか?」

猫はにぁあ!と返事をするように鳴く。

豊「そっか。ほら飯」

美味しそうにモグモグと食べだしたと思ったらピタリと猫の動きがとまった。
猫が見ている方向を見ると誰かが歩いて来ていた。
遠目で分かりづらいが女性のようだ。少しの期待を胸にあくまで平常心のフリをする。
すると、曲がり角で誰かと合流したように見えた。
何だ、違うのか、そう思い猫の方へ目をやる。
その二人組は合流すると、そのまま真っ直ぐこちらへ歩いて来るようだった

通り過ぎていくのだと思い、下を向いているとその二人組は豊の目の前で足を止めた。

淳「あれ、豊さん?」

豊「君は、確かこの間加入した」

淳「はい、淳です!何してるんですか?」

豊「いや、別に、淳君こそ何して…。」

淳「いや、僕はこれからご飯行くところで」

豊「そう、なんだ。デート?」

淳「違いますよ、友達とご飯です。まぁ彼女は少し年上ですが豊さんもどうです?」

豊「…は?」

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匿名希望 - 続き、気になります。 (2017年8月19日 22時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - お久しぶりです。待ってます。 (2017年7月2日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 更新、待ってます。 (2017年3月31日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 楽しみです。 (2017年3月14日 22時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - お久しぶりです。更新、待ってます。 (2017年2月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 30f53721df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恵美(めぐみ) | 作成日時:2016年3月23日 9時

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