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照「…おまたせ。
…さっきより熱上がってるな…
…Aちゃん、先生にもしもしさせてね。」
ナースコールを押して数分後、Aちゃんの担当医の照先生が病室に来てくれた。
照先生は白衣のポケットから聴診器を取り出して、聴診できるように聴診器のイヤーピースを耳につける。
俺はAちゃんの背中側に回り、Aちゃんの身体を支えて。Aちゃんの服を少しあげて、先生が聴診しやすいようにサポート。
康「…お洋服ごめんなぁ。
…ちょっとだけ冷たいよ。」
『…んん…やぁ……はぁ、はぁ…』
Aちゃん、聴診されるの苦手なんよ。
今も嫌って弱々しく抵抗してるけど、大人2人の力に抗えるわけもなく。
康「…やだね…
…だいじょうぶ、大丈夫。」
照「…喘鳴聞こえるな…
…モニターつけるよ〜。
康二、酸素入れようか。あと熱測ってあげて。」
今までは座る姿勢で支えてたけど、Aちゃんをベッドに寝かせる。
照先生がモニターをつけて、酸素測ったら低くて。
経鼻で酸素投与することに。
康「…Aちゃん、お鼻のところごめんなぁ。
…これつけたら楽になるからな。」
照先生が酸素の投与量などを指示して、酸素投与を始める。
カニューレ邪魔かもしれへんけど、とりあえず酸素落ち着くまでやな…。
『…けほっけほっ、
…こうじ…くん……ちょっと…らく……』
康「…うんうん…
…お熱測らせてなぁ。」
Aちゃんの脇に体温計を滑り込ませて、軽く抑えててもらう。
Aちゃんもさっきより呼吸が楽になってきたのか、落ち着きを取り戻し始めた。
まだまだ熱高いだろうし、咳もあるから油断は出来ないけど…
康「…お、鳴ったね。
…康二に見せてなぁ…」
体温計が鳴って、表示された値を見ると
38.8の文字。
康「…先生、38.8℃です。」
俺が照先生に伝えれば、先生は難しい表情を見せる。
照「…高いな…。
…熱下げたいけど、解熱剤使うのもな…」
どうしても解熱剤が切れ始めたら辛いから…だから、先生も投与するか迷っている。
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ゆずこ(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» 嬉しいコメントありがとうございます！不定期更新にはなりますが、お時間ある時にぜひ読みに来てください(^^)莉虹様もどうかご自愛くださいね。 (2022年11月2日 18時) (
レス) id: 1ef8e49e43 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - 移行おめでとうございます！いつも更新楽しみにしています。 寒くなってきましたが、お体に気をつけてください！ (2022年10月29日 22時) (レス) id: 64a3164a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこ | 作成日時：2022年10月29日 21時
