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友『…A…？大丈夫？』
「…あ、うん。大丈夫。
…そろそろチャイム鳴るし、行こ？」
私は阿部先生との約束を破って、体育の授業に出てしまった。
…少しだけなら大丈夫だよね？
…
先生「…今日は持久走のタイム測るからな〜」
ク『えぇ〜先生何にも言ってなかったじゃん。』
クラスメイトが口々に"やだ"って言ってるのが聞こえる。
…今日に限って持久走…。
みんながタイムを測るために所定の位置に歩き出す。
私も友達とお喋りしながら、歩き出すんだけど、
なんか、走ってもいないのに息が上がっている気がして…。
友『…Aも一緒に走る…？』
「…ううん、私走るの遅いし…
終わったら待ってて笑」
まぁ、これも嘘で…
ほんとは運動も得意だし、走るのだって早い方。
友達にも嘘ついちゃった…
…
「…はぁ…はぁ…。」
走り初めてから10分。
友達の姿は既に見えず、前を走るクラスメイトの集団からはかなり遅れをとっている。
「…ｹﾎｫ…ｹﾎｫ…ッ…」
息を吸おうとしても上手く酸素が取り込めない。
呼吸が上手く出来なくて…
「……っ…くるしい…」
発作だと気づくのは一瞬。
先『…！…A！大丈夫か！？』
呼吸が苦しくて、その場にしゃがみこんでしまった。
近くで先生の声が聞こえるけど、上手く喋れなくて…
「…ｹﾎｫ…ﾊｧﾊｧ…」
先『…無理に話さなくてもいいから、な。』
先生が呼吸をリードしてくれて、何とか歩けるまでには呼吸が安定したけど…
「…とりあえず保健室行こう…。」
と、先生に言われて、身体を支えてもらいながら保健室へ。
保『…Aさん、早退して病院行きましょう』
私が久しぶりに保健室にお世話になったことが心配だったみたいで、保健の先生は私に病院に行くことを勧めてきた。
「…あ、今日は早退するだけで…。」
『…心配だし、病院には送ってあげるから。』
と、保健の先生に送られ病院に行くことになってしまった。
…まぁ、阿部先生が今日外来とは限らないし…
…
結局保健の先生にいつも来てる病院まで送ってもらった。
受『…こちらにかけてお待ちくださいね。』
受付を済ませて、呼吸器内科の外来の待合室で名前が呼ばれるを待つ。
外来の待合室で待ってると…
阿「…Aちゃん？」
阿部先生が急ぎ足で私のほうに向かって来るのが見えた。
…
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ゆずこ(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» 嬉しいコメントありがとうございます！不定期更新にはなりますが、お時間ある時にぜひ読みに来てください(^^)莉虹様もどうかご自愛くださいね。 (2022年11月2日 18時) (
レス) id: 1ef8e49e43 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - 移行おめでとうございます！いつも更新楽しみにしています。 寒くなってきましたが、お体に気をつけてください！ (2022年10月29日 22時) (レス) id: 64a3164a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこ | 作成日時：2022年10月29日 21時
