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翔「…どうぞ。」
Aの前にマグカップを1つ置く。
『…ありがとう…』
翔「…いや。
A、コーヒー飲めるようになったんだな。」
『…あーバカにした！！
…私もコーヒーぐらい飲めます〜』
ほっぺを膨らませて、怒った様子をみせるA。
…冗談に決まってるじゃん…
翔「…ごめんって。笑
…でさ、話なんだけど…
…Aさ…最近、生理痛どう…？」
『…え……なんで…』
俺が今日の本題である話を切り出せば、露骨に嫌な顔。
翔「…母さんから聞いてさ。
…学校休むぐらいって聞いて、ちょっと心配で｡
…１回病院行ってみない…？」
『…！
…私、絶対病院行かないからね！
…多分ストレスとかだし…』
翔「…A…
…俺も、Aが人より生理痛が辛いだけだろうって思ってるよ。
…けど、Aも心配じゃない…？
…１回みてもらったら、今よりは不安も減るんじゃないかな。」
俺が病院行くのを提案すれば、Aは俯いてしまった。
マグカップを持つAの手が震えてる。
『…お兄ちゃんも…』
翔「…えっ…？」
『…お兄ちゃんも…来てくれる…？泣」
翔「…Aの御要望でしたら…」
俺は結局妹に甘々。
…
翔「… A〜？もうそろそろ出れそう…？」
次の週の土曜日。
今日はAの病院の付き添い。
翔「…なんで病院行くだけなのにそんなオシャレしてんの…？」
『…いいじゃん……』
翔「…はいはい…
…先生優しいからさ、大丈夫だよ。」
今日は俺の大学時代からの親友であるふっかに頼んでるの。
不安そうなAを宥めながら、俺が働いている病院へ。
土曜日の外来の最後にしてもらってたから、すぐに名前が呼ばれた。
深「…翔太、久しぶり。
… Aちゃん、だよね？
…深澤辰哉です。よろしくね。」
『…こっ、こんにちは…』
翔「…ごめんね。
最後にわざわざしてもらって。」
深「…いや、全然。
… Aちゃん、翔太ここにいてもらう？」
『…(こくっ)』
深「…お、じゃあ、いてもらお。
…今日は、生理痛で来てくれたんだよね。
…問診票も丁寧に書いてくれてありがとう。
…先生、いくつか質問するんだけど、答えられる範囲で答えてもらっていいかな…？」
ふっか特有の優しい雰囲気で、Aも落ち着いているみたい。
この後も何事もなく診察終わりますように。
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ゆずこ(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» 嬉しいコメントありがとうございます！不定期更新にはなりますが、お時間ある時にぜひ読みに来てください(^^)莉虹様もどうかご自愛くださいね。 (2022年11月2日 18時) (
レス) id: 1ef8e49e43 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - 移行おめでとうございます！いつも更新楽しみにしています。 寒くなってきましたが、お体に気をつけてください！ (2022年10月29日 22時) (レス) id: 64a3164a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずこ | 作成日時：2022年10月29日 21時
