私のご近所さん。３(紫) (ページ1)

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No.44 ページ1

いつものメロディーで私の携帯のアラームが鳴る

　時計を見ると8:00

　起きなきゃ、と思って

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　『信五くーん、朝がきたよ〜』

　隣で寝てる、信五くんを揺さぶる

　「ん、今何時？」

　『８時』

　「まだ大丈夫やろ〜、もっかい寝よう〜」

　そういって、起き上がった私の手を引き

　自分の胸元に引き寄せる

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　いつもと変わらない朝

　でも変わったこともいくつかある

　私が高校を卒業したこと。

　一緒に寝るようになったこと

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　信五くんからプロポーズされたこと(仮)！

　でもさ、左手の薬指あけといてな？って

　

　予約されたも同然だよね！？

　あんま実感ないけど、そこだけは自惚れていいかな？って。

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　「ニヤニヤするなや、朝から〜」

　『バレてた？』

　「なん考えとったん？」

　『ナイショっ、さぁ起きよ〜っと』

　

　もーあとちょっとーって駄々こねる

　信五くんを置いて、キッチンに向かう