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慎said
北人さんが会ってくれない。
まあ、あんな状況になったら無理もないのだが。
「北人さんに会いたいな」
岩「俺と居る時にそれを言う?」
「口に出てました?」
岩「しっかりな!」
岩「でも北人も凄いな。あんな可愛い顔して、樹と壱馬に慎まで手玉に取るなんてな!」
「北人さんに悪気はないですよ!ただ、周りが勝手に狂うんです。」
岩「魔性ってやつね!見えないけどな!」
「岩さんは北人さんに興味持ったら駄目ですからね!」
岩「それは、どっちに嫉妬?俺?北人?」
「どっちもです」
岩「俺が北人に嫉妬しそうだよ」
「すみません。好きでよチュ」
岩「ふっ。」
岩「そういえば、その時に鉢合わせした壱馬だけど臣が最近よく会ってると言ってたよ!」
「本当ですか?それは面白い。ありがとうございます。」
岩「あ!今、悪い顔した。程々にしておきなよ!」
「岩さん、お礼にいっぱいサービスしてあげる。来て下さい」
ベッドに横になって誘った。
獣の目をした岩さんが近付いて来る。
綺麗だな!と思った。
北人said
慎から何度か誘いが来たけど断っている。
「もう、会えない」と言った。
慎には悪いけど壱馬に殺される。樹にまで知られてしまったら、俺が生きていけない。
しばらくは壱馬に身体に分からせると言われて毎日の様にヤラれまくったが、今度は慎に助けを求められない。
樹には相談なんて出来る訳がなくて、毎日疲れ切っていた。
最近やっと壱馬が許してくれた。
前みたいに週に1、2度約束して会っている。
そこまで激しくはされない。
むしろ前より優しいかも?
「かずま、すき、あぁ‥あ‥あぁ」
壱「北、好きやよ」
壱馬に入れられて、壱馬を感じている。
壱馬に抱かれて幸せだと感じるのは久しぶりだ。
「かずま、好き、好き」壱馬にしがみついた。
俺の好きな壱馬の匂いがする。壱馬でいっぱいになりたい。
壱「今日の北、可愛ええ!ここ?気持ち良い?」
「気持ち‥いい‥あぁ‥はあぁ」
確実にいいところを突いてくる。
やつばり俺は壱馬から離れられない。
壱馬のが中に流れ込んで来て幸せを感じた。
樹said
ここの処、北人さんがずっと疲れている。
壱馬さんのせいだろう。
2人に何があったかは知らないが、いい加減に文句を言ってやろうと思っていた。
北人さんはあんただけのものじゃない。
今度会ったら、絶対に文句を言ってやる!
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作者名:サーシャ | 作成日時:2020年12月21日 22時