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Aside
それから私とダイナマイトとの距離は段々と短くなり、順番が近づく度に前髪を気にしたりメイク崩れがないか確認したりする。焦凍には「落ち着け」と言われたが、こうでもしてないと緊張と嬉しさで心臓がはち切れそうだから難しい。そして遂にダイナマイトの距離は僅か数メートルの所まで来ていた。
『どうしよう！次だよ次！！』
「いつも通りでいいんじゃねぇのか」
『馬鹿！！本人が目の前に来たらいつも通りじゃいられないって！！』
「そうなのか？」
「そうなの！」と声を張っていると、「次の人どうぞ〜」とスタッフさんに声を掛けられた。まずこの時点で私の心臓は一つ口から飛び出ている。前に進もうと足を進めるが、動きはまるでロボット。これもいつもの事である。「じゃあ行ってくる」と焦凍に親指を立てた後、その足取りで握手会のゾーンに入った。
そのゾーンに入ると不思議なことにいつも緊張が解れる。ロボットみたいに動いていた足は今やスラスラと滑らかに歩けていた。ダイナマイトの方をチラッと見ると、ルビーのように輝かしい瞳と目が合う。
「…どーも」
『こ、こんにちは！！』
「また来てくれたんか」
『はい！！！』
そこで初めて私とダイナマイトは握手する。
ちなみに自慢ではないが、私はダイナマイトに認知されている。まぁ、ダイナマイトは一度握手会に来てくれた人を忘れないだけだから自慢でもなんでもないか。ただ、来てくれた回数によってファンサ…ファンサービスと呼ばれるものが変わっていく。握手会の時間もダイナマイトがその時の気分で変わっているため、彼のファンの子は少しでも長く話せるように必死である。
「ほんと毎回毎回飽きずによく来んな。てめぇくらいだよ、最初から来てんの」
『だ、ダイナマイトは私のヒーローなので』
「ハッ！そうかよ」
そこで私は、前回よりも長く会話が続いている事に気がついた。それがとても嬉しくて、今にも泣き出しそうだ。本当は今すぐにでも、“この前電話した星空Aです！！”って伝えたい。けど、バレたらバレたで今後どうなっていくか分からない。
交流を深めたいのに、“モデル”というレッテルがそれを許してはくれない。
だから私はこれからも、彼の一ファンとして応援したいのだ。
『これからもずっと、ダイナマイトのファン代表として応援してます！！』
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ひめ☆そら(プロフ) - 環希さん» コメントありがとうございます！！大変失礼致しました！！お恥ずかしいです...。今すぐ直してきます！！ご指摘ありがとうございました！ (2021年1月17日 2時) (
レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
環希(プロフ) - いつも更新楽しみにしております！！！標識ではなく、表札じゃないでしょうか？？ (2021年1月17日 1時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 雛瀬 紗良．さん» ありがとうございます！！！これからもピュアピュアな彼女たちをよろしくお願いします！！！ (2021年1月9日 23時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
雛瀬 紗良．(プロフ) - あぁぁぁ！！ピュアッピュアですね二人とも！！可愛いぃ！更新楽しみにしてます！ (2021年1月9日 20時) (レス) id: 6c8464958e (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 沖亜さん» コメントありがとうございます！！マイペース更新ですがこれからもよろしくお願いします！！ (2021年1月9日 1時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
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