余命30日【2j3j】 (ページ27)

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『……今日、ここ。』

《今回はトンネルの前まで車で来れます》

葛「もうぜってぇいんじゃ～ん…」

叶「なんか、…うん、いるね」

　『…いるな。うん。』

葛「お前のいるはガチでいるんだよ…」

《車降ります》

叶「うわ、…寒…夏だよね…今。」

葛「さむ～…」

　『寒、』

《それぞれ腕擦ったり、襟に顔埋めたりしてます》

　『取り敢えず行くか…』

葛「え、ちょ、待…」

　『何？』

葛「あ～…ｽｰｯ…のー…」

叶「僕は言わないからね」

　『ん？』

葛「っと～…手、あの…繋いで、くれません…か…」

　『ん、もちろん。いいよ。』

葛「ｽｰｯ……ガチで緊張した…」

叶「葛葉良く言ったね。あ、僕も繋いでいいかな…？」

　『いいよ。はい、』

《2人に手差しのべ、指絡ませ》

　『取れないから、ね。』

《そのまま歩きだし》

葛「ちょ…A早い、」

叶「葛葉遅い～」

　『怖い？』

葛「否、別に…平気-だしぃ？」

　『無理すんなよ』

叶「そうだよ葛葉。」

葛「うー…怖ぇよ！そりゃあな！」

　『葛葉、半泣き。かわいい～』

葛「うるさい！」

《葛葉は手を離し草が生えている方へ行こうとする》

　『ちょ、葛葉！』

《葛葉の手を引き抱き寄せる》

葛「え、…？」

叶「わぁ～…」

　『そっち、危ないから』

葛「ぁ…ぇ、…」

叶「浮気～、…僕も…」

　『ん、おいで』

叶「ん～A～！」

　『ん、』

葛「…ぁ…ぅ、…A、」

叶「あ、葛葉ショートしそう」

　『それはだめだな』

《前置きは長くなりしたが、トンネルへ入っていきます》

《少し進むと止まる葛葉》

葛「……俺ここが限界かも、」

　『ここか…まぁ、な』

叶「え…いるの、？」

葛「ぅあ、…変な声聞こえた、」

叶「僕も、うめき声みたいなの聞こえた…」

　『大丈夫、害は…ないから』

叶「それなら、いいけど…」

　『でも、葛葉耳塞いだまま動けなさそうだし…出るか、』