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8.朝が早いのに。 ページ9

貴「んっ…!」

翌日、この生活で早起きが癖になり一人体を伸ばす。

まだ誰も起きてない部屋の中を、静かに行動…していたはずだった。

貴「ぇ…?…」

朝ごはんを作らなきゃ、と台所に足を運べばそこには既に灯りがついていた。

誰…?

百さんかな…?でもなんで?

いや、泥棒?だとしたら、なんで台所に…?しかも、こんな早朝に…

自分が認識できない何かがいると思ったら、足がすくんできた。

貴「っ…」

足音も物音も立てないように、そっと台所を覗いた。

「なにやってんだ…?お前ェ」

貴「熊徹さん…!?」

早起きが癖になってから、自分より誰かが先に起きているなんてことはただの一度もなかった。

貴「そ、それはこっちのセリフですっ!どうしたんですか?こんな朝早くから…」

熊「腹減ったんでェ…」

貴「え?あ…と、とりあえず軽く何か作りますか…?」オニギリでも…

熊「おぉ」




貴「はい」

昨日残ったご飯に塩を軽くかけたものを握り、熊徹一人でも食べられるようにと常備してある梅干しをなにもかけてないご飯の中に放り込んだものを軽く握ったおにぎり。

熊「おぅ」

熊徹はおにぎりを一つ手に取り、一口齧った。

貴「じゃあ、わたしは朝ごはん作ってくるので…」

熊「おい…」パシッ

貴「はい?」

急に手首を掴まれ、台所に戻るのを阻止される。

熊「九太の話、まだしてなかったな…」

貴「ぁ…」

熊徹の言葉で自分も、そうだったと思い出す。


わたしは静かに、熊徹の正面の椅子に座った。

9.なんというか…→←7.夜。



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設定タグ:バケモノの子 , 熊徹   
作品ジャンル:恋愛
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ポチ - はい。大丈夫ですよ。お話の続き楽しみにしてます。更新頑張って下さい。 (2018年9月2日 23時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - ポチさん» 本当ですねw直したのでだいじょうぶかと思います。 (2018年9月2日 21時) (レス) id: 6af44721dc (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんばんは。番号が間違えてますよ。10が11になってます。 (2018年9月2日 21時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんにちは。お久し振りです。小説の続き読ませて頂きました。とても面白いです!この後ヒロインと熊徹の展開と絡みがどんな風になるか気になります。楽しみにしてます。 (2018年5月24日 16時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - これからも楽しみにしてます。 (2017年7月6日 15時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白虎さん。 | 作成日時:2017年6月21日 0時

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