五番星は、騙されるのは… ページ7
翌日
「ねぇ、A！なんで昨日、屋上にいなかったの！？」
そう、言ってきたのはアスヒだった。
貴「いや、え…と、実は、体調悪かったから、その…悪いとは思ったけど…、ごめんね？」
普通の人なら見え透いた嘘だと分かるが、アスヒの場合は違う。
ア「え！？体調悪いの！？大丈夫？」
ほら、アスヒは簡単に騙される。
ごめんね、アスヒ
ボクは、アスヒのやさしさを利用してしまう、最低な人間だ…。
貴「あ、うん！もう大丈夫！ごめんね？」
ア「いや、Aが大丈夫なら、いいんだ！」
アスヒは、笑顔で首を横に振る。
…かわいいな
ボクなんかとは大違い…。
アスヒはボクと性別、間違えたんじゃないかな？
度々、そんな風に思うことがある。
？「おうおう、そこに見えるは、A君とアスヒ君じゃぁないですか！」
貴・ア「ん…？」
後ろから聞こえた、自分の名前を呼ぶ声に反応して、二人同時に振り返る。
貴・ア「あ…/エルナさん！」
そこにいたのは、エルナちゃんだった
エ「ちょっと〜！A君酷くない？」
貴「いや、別に…みんなこんな感じだよねぇ？」
こーゆー時、アスヒにフると面白い。
ア「え！？あぁ…えっと」
ほら、面白い。
ア「そう、だと思うけど…」
エ「ちょ、アスヒ君まで〜」
ア「…あの」
？
貴「なに？」
ア「さっきも思ったんだけど、今日のAのテンション、低くない？」
え…、あぁ そっか、昨日のこともあったし…
油断してたから、気づかなかった。
貴「？そんなことないよ！ボクはボクだよ！」
わざと、気づかないふりをすれば、みんな自分の気のせいだったと勘違いをする。
エ「うん！A君は、A君だよ〜！」
ア「…」
ただ一人を除いては…。
六番星は、いつもにの場所、と言ったら…？→←四番星は、星鎖先輩に…
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作者名：白虎 | 作成日時：2016年11月20日 17時
