うちのお姫様 ページ6
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◎ 平野
楽屋でニヤニヤしながら携帯を見つめているメイ。きっと樹くんと連絡を取っているんだろう。
永瀬「 いや顔ニヤけすぎやから 」
『 えっ、うそ 』
永瀬「 おでこに口角つきそうなくらい上がってんで 」
�盒供� ぷっ！なにその表現！ 」
廉の独特な表現に吹き出す海人。メイはというと顔に出てた事が恥ずかしかったらしく両手を頬に当てて目をぱちぱちさせている。恋する乙女だなあ。
神宮寺「 樹くんと会えてる？ 」
『 基本家の中だけどね、バレたらダメだし 』
そう、実はメイと樹くんの関係はキンプリとSixTONES、そしてお互いのマネージャー同士の中だけの秘密。それはふたりのファンのためでもあるし、ふたりのためでもある。
だって今が大事な時期だから。そんな時にふたりの事が事務所の大人たちにバレてしまえばきっと別れさせられてしまうから。ふたりが付き合い出した時に2グループの中でできた秘密だ。
岸「 でもメイ的には言いたくて堪んないんでしょ？ 」
『 だって樹くんモテるんだもん、 』
そう言ってソファーの上で三角座りしながらいじける彼女。そんな彼女を海人とじんが慰める。
俺ら自身も付き合ったと聞いた時は正直不安だった。だって樹くんってチャラいじゃん？ちゃんとメイの事愛してくれんのかなって思ってたよ。
でもそんな心配しなくていいよ。
だって樹くん、付き合い出してから知ってる女の子の連絡先全部消したって慎太郎から聞いたし。
メイの事好き過ぎてしんどいんだろうなって見てるだけでも分かるもん。
樹くんだったらうちのお姫様、任せられるよ。
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作者名：ひな | 作成日時：2024年3月28日 12時
