# もどかしい ページ6
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▽ Tanaka
優吾「 おせーなあいつら 」
大我「 ねえもう食べて良い?腹減ったんだけど 」
昼休み。今日は天気が良いからみんなで屋上で昼飯を食べることになり、現在一個下のアイツらを待っているところ。
坊ちゃんが待ちくたびれていじけていると、屋上の扉が勢いよく開いて3人の影が見える。
ジェ「 ごめーーん!お待たせ! 」
優吾「 遅かったじゃん。何の授業だったの? 」
慎「 英語!マジであの先生授業伸ばしすぎだって 」
北斗「 もしかして大川先生? 」
慎「 そうその人! 」
何と前の授業は大川の英語だったらしい。俺らも一年の時は大川が担当だったんだけど、話長いわ授業伸ばしまくるわでめちゃくちゃ嫌われてたっけ。
北斗「 メイ寝癖ついてる。寝てたでしょ 」
『 うっ…だって、話長いし体育終わりだし、 』
大我「 えっ、あの大川の授業で寝てたの?怒ったらめっちゃ怖いじゃん 」
慎「 まあ俺が隠してあげてたからね! 」
大我「 そっかふたり席前後じゃん 」
『 ないす慎ちゃん! 』
北斗「 いや起こしてやってよ… 」
後で直してあげるね、なんて言いながらメイちゃんの髪を撫でる北斗。側から見たらカップルなんだけどな、何で付き合わねぇんだろ。
なんか見てるこっちがもどかしくなるわ。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年2月21日 12時