もどかしいふたり。 (ページ4)

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# 体操服と先輩ページ4

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『 ……って事なんです！！体操服貸してもらえませんか？！』

慎ちゃんとジェシーを連れてやって来たのはニ年生の階。そして私が今、手を合わせて頼み込んでいるのはニ年生の仲の良い先輩。

大我「えーどうしよっかなー」

『そこを何とか…京本先輩しか頼れる人いないんです、！』

優吾「そこは貸してやれよ。せっかく来てくれてんだから」

大我「はいはい。じゃあ今日はアイスにしよーっと」

優吾「めちゃくちゃ嫌な先輩」

ふたりは高ニ。北斗くん達と仲が良いので私も仲良くさせてもらっている。特に京本先輩は先輩とは思えないほど子どもっぽくて……なんか親しみやすい。

髙地先輩はとにかく優しくて頼り甲斐のあるお父さんみたい。北斗くん達からも“ダディ”と呼ばれるくらい。

優吾「北斗に借りればよかったじゃん。」

『そうしようとしたんですけど中々既読つかなくて…仕方なく、』

優吾「あーなるほど」

体育頑張って、とふたりに応援されて私達は自分たちの階へと戻る。っていうか体操服、めっちゃ良い匂いするんだけど。

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京本大我

・高校2年生
・北斗達とは違うクラスだが、高一の頃から仲が良かったため今も仲良し。

髙地優吾

・高校2年生
・大我と同じクラスでみんなの父親的存在。通称”ダディ“

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