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#. ページ3





▽ You






北斗「 はいこれ今日の弁当。ピーマンもちゃんと残さず食べるんだよ 」

『 分かってるよ、北斗くんも頑張ってね 』

北斗「 ん、ありがとね 」



教室の前まで送ってもらい、いつも通り北斗くんから黒の風呂敷に包まれたお弁当箱を受け取る。



樹「 じゃまた放課後なー 」

北斗「 それ俺のセリフなんだけど 」



自分たちの学年の階へと繋がる階段を上って行ったふたりを見送り、私も自分の教室へと入った。


席に座るとクラスの女子からの視線が痛いほど突き刺さる。原因は大体分かってる。きっと先輩である北斗くんと田中先輩と仲良さそうな私が気に入らないから。



慎「 良いじゃん俺ら居るんだし 」

ジェ「 そうだよメイ!元気出して! 」



そんな声が聞こえて顔を上げると、そこにはいつの間にか登校して来ていた慎ちゃんとジェシーが。

慎ちゃんとは入学式で意気投合して以来一緒に居るようになった。そして慎ちゃんと同じ中学だったジェシーとも自然と喋るようになり、いつの間にか仲良くなっていた。




ジェ「 聞いてよ〜。今日体育あるって家出てから気づいてさ、急いで家に取りに帰ったんだよ! 」

『 ……え、今日体育あったっけ 』

慎「 もしかして忘れた? 」

ジェ「 メイ女の子の友達いないのにどうすんのさ! 」





ジェシー、それはそれでちょっと傷つくよ。

とりあえず借りれる人………とりあえず北斗くんに言ってみよっと。





________


森本 慎太郎

・高校一年生
・メイと同じクラス。出席番号はメイの前。
・入学式で意気投合して以来、一緒にいることが多い。




ジェシー

・高校一年生
・メイと同じクラス
・慎太郎とは中学が同じで仲が良いため、自然とメイとも仲良くなった。




# 体操服と先輩→←#.



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作者名:ひな | 作成日時:2024年2月21日 12時

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