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#. ページ19










慎「 あっ居た!メイー!北斗ー! 」



集合場所である駅の近くまで来ると、慎ちゃんの声が聞こえてくる。

元気に手を振る彼に手を振り返すと嬉しそうに駆け寄ってきた。



北斗「 早朝から元気すぎない? 」

慎「 俺今日めっちゃ楽しみにしてたんだよ! 」



海だよ海!なんて言いながら来た道を戻って行く慎ちゃん。その背中を追いかけると京本先輩たちが待っていた。



大我「 メイと北斗で最後? 」

優吾「 いやあと樹だけ 」

ジェ「 あ、樹今起きたって 」












樹「 本っ当に申し訳ない!!! 」



近くのカフェで朝食をとっていると、今日の主催者である田中先輩がやって来て、私達の目の前でこれでもかってくらい頭を下げて謝りだした。

めっちゃ見られてるよ……。



何とか遅刻事件は解決し、カフェを出た私達。



電車に乗るものだと思い、駅の方面へ歩こうとすると京本先輩に「何してんの」と首根っこを掴まれる。



大我「 もううちの車来てるし 」



京本先輩がそう言って指を差したのは車体の長いリムジン。

え…いくら何でもお坊ちゃんすぎない……?

だってパパの別荘でしょ、リムジンでしょ、




…恐るべし京本家。





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作者名:ひな | 作成日時:2024年2月21日 12時

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