My Lord.2 (ページ7)

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シリウスも続く。

「A、お前はなぜここにいるんだ。
　前から知ってたのか？」

「Aって、A・ホワイト？？
　今朝シリウスにぶつかった子かい？」

ルーピンがそう言い、ペティグリューも
不思議そうに彼女を見る。

『そうよ。
　さっき、たまたま来たら彼がいたの。
　まさかルーピンだとは思わなかったわ。』

「あれほど来るなと言っていたじゃないか。
　人間の姿で会ってたら死んでたかも
　しれないんだぞ！！！」

シリウスの剣幕に圧倒される。

『ごめんなさい、、、。』

「リーマス、大丈夫か？
　もし今気持ちが抑えられそうなら
　俺はちょっとこいつと二人で話がしたい。」

「あぁ僕なら平気さ。
　もし誰かを襲いそうになっても
　自分を傷つけるまでさ。」

傷だらけのその体を見せるルーピンに
ポッターが返す。

「いやそうはさせないよ。
　僕が何とか抑えるから、
　シリウス今は行ってくれ。
　何かあればパトローナス飛ばすから。
　それがなきゃ、そのまま今日は解散でいい。」

「ありがとうジェームズ。
　さ、行くぞ。」

Aに着いてくるよう促す。

動物の姿のまま屋敷を抜け城に入ると
ミセス・ノリスと出くわした。

シリウスはフィルチにチクられると思い
逃げようとするがAは動かない。

『お久しぶり。
　今日は新しいお友達が一緒なの。
　よろしくね。』

とAが言えば赤い目をした
ミセス・ノリスも返す。

「私は犬は嫌いなの。」

『そう、それは残念。
　また今度二人で話そうね。』

と言えば彼女は満足そうに頷き歩いていった。

シリウスは訳が分からず固まっていたが
Aが行きましょ、というと歩き出した。

「お前、奴とどういう関係だよ。」

『お友達なの。
　すごい女の子らしくて可愛いのよ。』

「今日は俺たちが驚かせに来たってのに
　驚いてばかりだ、、、。
　今度フィルチに俺たちのこと言いつけないように
　手を回しといてくれないか。」

『絶対に嫌。』

一方屋敷に残された三人はというと、

「君たちがアニメーガスになるなんて
　よく考えたものだ。」

「でしょ！シリウスが真っ先に習得して
僕たちに教えてくれたんだ。
　まぁ僕がなれたのはネズミだけど。」

「それにしてもシリウスのやつ、
　ホワイトとどういう関係だよ。」

「「さぁ。」」