AM8：00、 (ページ1)

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午前8時。外は太陽が顔を出して暑すぎないちょうどよくも感じる気候の中、高校2年生になった

学校はクラス替えやなんやらで騒がしくなっていた

「あ、Aー！」

私を見つけるなり、大きく手を振ってこっちこっち！と手招くのは友達のあかり

「クラス一緒だったよ！３組！」

「本当？あと誰がいた？」

「えっとねー、純喜はいた、あとはわかんない！」

えへへ、なんて笑ってるあかりは後ろの桜と相まって可愛かった

教室に入れば、室内だからか一層ガヤガヤしていた

「おー！Aやん！またおんなじクラスやなあ！」

「…朝からうるさい」

なんやねん失礼な奴やな！なんて怒る純喜は、新学期で浮かれているのかいつもより元気そうだった

「えっとー、席は…」

黒板に書かれている小さな紙を見ると、窓側の1番後ろ、の1つ前の席に加藤Aと書いてあるのを見つけた

後ろの人は、川西…拓実くん

1番後ろいいなあ、なんて思いながら席に着く

しばらくするとドアが開く音がして、教室に居た人達は一斉に自分の席に戻る

「はーい、みんな席ついてーってもうみんな着いとるね。」

優等生ばっかやね〜なんて笑ってる先生は川尻、と名乗っていた

なんの物音もしない後ろを振り向くと、まだ誰も座っていなくて川西くんは不良？なんて失礼なイメージを持った

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