酩酊 ページ22
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『しゅんちゃーん』
「んー? Aかあ、」
『ベロベロだな』
夜中に恋人から電話が来て、それがあまりにも甘ったるいお誘いの電話だったからのこのこと来てしまった。
いつもはわたし優先で無理を言わないから、きっと何かあったんだろう。
「Aも飲むかあ」
『飲まないよ、てかもうやめな』
「まだのみたい」
ぐでんぐてんになって、椅子からは転げ落ち、地べたに座って飲み続ける彼。散らばったごみでも片付けてあげようとしたら、後ろからハグされた。
「俺もうあかん、」
『こっち向いて』
「ちゅーしていい?」
『ん、』
あー、これはかなり参ってるな。
『いつでもしゅんちゃんの味方だよ』
「ん〜、」
『痛い、胸取れる』
「やらかい」
『ばか』
酔いに乗じてわたしの胸に顔を埋めるしゅんちゃん。
ふつーにセクハラだから。
『で、今日はなにがあったの』
「特に嫌なことがあったわけちゃう」
『そうなの』
「ずっと会えてなかったのに、Aが寂しいって言ってくれんかった」
『それでヤケ酒してたの?笑』
「ん」
寂しい気持ちもあったけど、それ以上に彼の負担になりたくない気持ちの方が強かった。
でもそれで彼に寂しい思いをさせてたのなら、もう少しわがまま言ってもいいのかも。
『ちゃんと寂しかったよ』
「俺も」
『寂しいって言っても、しゅんちゃんの負担にならない?』
「むしろ言って」
『ふふ、わかった』
向かい合ったまま、手はしっかりわたしの腰に回す。
ふにゃふにゃと笑う彼を見て、この顔が好きで惚れたんだよな、と思う。
「今週ずーーーっと会えんかって寂しかったんよ」
『そうだね』
「あまりに寂しいから、Aの顔を印刷した紙を京極に付けさせてんやん」
『なにしてんの』
「ちゃんと目のとこは穴開けて、京極にAの声真似もしてもらってんけど見る?」
『見る、笑』
声低いのに、無理やり高い声を出して喋る京極さん。
てかわたしの顔の仮面怖すぎるんだけど。
『怖い』
「俺も動画見返した時怖すぎて夢に出てきた」
『やってくれる京極さんも京極さんだよね』
「俺がAに会えんくて完全に参ってたからやってくれてん」
『優しいね』
『てか、もう寝な』
「え、寝えへんよ」
『なんでよ、そんなぐだぐだなのに』
『折角来てくれたんやから、やることはやろ』
「嫌なやれ全」
『嫌とか言うなや、笑』
さっきまで笑いあってたはずなのに、もう彼のペースに乗せられてる。まあそれが心地いいんだけど。
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みら(プロフ) - しろさん» 理想通りすぎました…😭💗 ありがとうございました😽💞 (3月18日 18時) (
レス) @page24 id: 2f2253edcf (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - みらさん» リクエスト書かせていただきました! 今回もありがとうございます☺️☺️ (3月17日 21時) (レス) id: 04cbf0a3ac (このIDを非表示/違反報告)
みら(プロフ) - またまたリクエスト失礼します…❕ �眸耄�ｻﾝのお話で関西人で同期っていう設定（？）のお話がみたいです😿♡ ちなみにお付き合いはしてないけど距離が近めな設定だとうれしいです😭💗 (3月14日 13時) (レス) id: 2f2253edcf (このIDを非表示/違反報告)
みら(プロフ) - しろさん» いやめっちゃめちゃ理想通りで最高でした😭♡ ありがとうございます😿💗 (3月13日 10時) (レス) @page23 id: 2f2253edcf (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - らんさん» DMすごく嬉しいので、図々しいなんてことないです☺️ 忙しく更新にかける時間がないのでたくさんお待たせしてしまうとは思いますが、これからも読んでいただけたら幸いです🫶🏻🫶🏻 (3月12日 22時) (レス) id: 04cbf0a3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2024年1月23日 0時
