11話 ページ13
ゆき「…なにこれ…」
丸く、鉄のような入り組んだ物体を差し出された。
なんだかこんなおもちゃあったような気がする。
『ボールぅ』
クスクス笑いながら私の両手で掴んである変な物体を指さした。
私なにかしたっけ。
『それはね、君にしか使えないよっ多分…』
ゆき「…なに」
『だって「君には僕が見えてる」んだもん』
は？
ゆき「いくらちっちゃいからってなんでも許すわけにはいきませんよ」
『大体なんでちっちゃい子に敬語なんだよ』
ゆき「こんなおもちゃいりませんよ。大体本当になんなんですか…名前を聞いているのになぜ答えないのです…私が言うのもなんですけど貴方本当に生意気ですね…」
私は貰った変な物体をちっちゃい子に返した。
『名前を教えてあげるのはそっちが名乗ってから』
ゆき「貴方は私の名前を知っています」
『…もう、こっちの事情もあるんだよ！』
ゆき「っ！？」
『それも持ってって』
これ…
私はちっちゃな手の中にある物体を見下げる。
手を上にあげて差し出す。
…
私は静かに首を振った。
『…ぇ』
ゆき「無理です…相手のことも考えてください…こんなものもらったって親に捨てられるだけです…私が叱られるだけなんで…」
『でも僕はある人…いや、"妖怪"って言ったら信じるかな？』
ゆき「…よっ妖怪」
『まぁすぐに信じなくていいよ。僕らはそういう存在だもん。UFOとか…宇宙人とか…UMAとか…』
ちっちゃい子は後ろに手を組み私の周りをくるくるとゆっくり歩き始めた。
『幽霊とかお化けとか…見える人はいるけどね、ほんとたまに』
ゆき「…結局何が言いたいんですか」
『わからないよ…ただこれを持って帰ってほしいんだよ』
ゆき「だからさっきっから言ってるでしょう、無理です」
『っあ、そうそう、ある妖怪に頼まれてんの。これをゆきに渡せって』
ゆき「…誰なんです一体…さっきからずっと。私のことは知ってるくせに何もそっちのことは語ろうとしないじゃないですか…なんなんです…いきなり話しかけてきて」
『…募るや我慢はいつか爆発するものだよ』
ラッキーアルファベット
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オロチ - 私もです。更新頑張って下さい！ (2017年6月14日 5時) (
レス) id: 772879c63c (このIDを非表示/違反報告)
オロチ - 私もそんな感じになりました！そして怒られましたぜ。←そのオロチとキュウビのイラストをクラスの妖ヲタの皆に見せたら群がられました……。 (2017年6月10日 23時) (レス) id: 772879c63c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ギャーギャー((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ (2017年6月10日 16時) (レス) id: 39271bfd38 (このIDを非表示/違反報告)
オロチ - 私もそうです。そういえばアニメのお雛様で、吹雪姫と椿姫が対決したときのオロチとキュウビがかっこよかったですよね！ (2017年6月10日 16時) (レス) id: 772879c63c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はいっ！もちろん見てますよ！ただ部活が重なっちゃうので思いっ切り走って帰って来ますが赤鬼のヤツが始まってるんですよね…(部活終が18分普通に歩いて15分は掛かるのである)なのでギリギリ毎回見てます！ (2017年6月10日 12時) (レス) id: 39271bfd38 (このIDを非表示/違反報告)
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