Pentagonと送る徒然草 第3夜

Critical beauty〜転がる御縁 ページ9

活動も中盤に差し掛かり少し余裕が出てきた今日この頃、僕はイェナニの検査の付き添いと言う名目でAﾋｮﾝのいる病院に来ていた

過労とは言え外傷以外は特に問題があるわけではないﾋｮﾝは暇で仕方無いみたい、でも僕達も殆どいない宿舎に1人だと何があるかわからないしここなら監視ついでに(抜け出した件は結局マネヒョンに伝わっておらずめっちゃ怒られてた)リハビリにも専念して貰えるしってことで彼は未だ病院に缶詰だった



Yw「Aﾋｮﾝ何してるかな」
Yn「ヨウォニ内緒で来たでしょ…ﾋｮﾝ達に怒られるよ？」
Yw「だって言ったら皆来るじゃん！」


Aﾋｮﾝのお見舞いはメンバーそれぞれ時間の空いた時に来るつもりだった、でもﾋｮﾝがカムバック中は忙しいんだからあんまり来ちゃ駄目って言うから電話とかSkypeで我慢してる…要は俺達は今深刻なAﾋｮﾝ不足なのだ(でも多分皆ちょいちょい抜け駆けしてると思う)



イェナニをちゃんと検査室まで見送ってから一足先にAﾋｮﾝの病室へと向かう、長い廊下を歩いているとふと奥の扉から誰かが出て来るのが見えた


Yn「…？」

突き当たりの個室…Aﾋｮﾝのいる筈の部屋から出てきたのは2人の男性で話しながら此方に歩いて来る
2人共恵まれた体躯にサングラスとマスク、明らかに一般人では無いオーラ…誰だろう？


？「…」
Yw「…」

擦れ違う瞬間片方の男性は軽く会釈をしてくれたから僕も軽く頭を下げるとそのまま行ってしまった(もう1人はその人の背中に隠れてた)
首をかしげながら脳内検索に2人を当て嵌めてみるときっかり3秒でヒットした人物、慌ててもう一度振り向くももうそこには誰もいなかった






Yw「Aﾋｮﾝ！今の…って何だこれ！？」
『あれ…いらっしゃいヨウォニ』

急いで駆け込んだ部屋には色とりどりのプレゼントに埋もれながらパソコンを弄るAﾋｮﾝがいた

Yw「…これ全部お見舞い品？っじゃなくて！さっきまでここに誰かいた！？」
『うん、ヨウォニ会ったの？これ2人がくれたんだよ』

ふわりと笑うAﾋｮﾝが指す先にはお高そうなブランドロゴがついた箱とパンダのぬいぐるみがついた小さな花束
中身も非常に気になるとこだがそれよりも僕はあの人達との関係が知りたい


Yw「いやいや…え、ﾋｮﾝ知り合い？」
『…？うん、前にちょっと、縁があって』
Yw「あの人達とどこに行けばそんな縁があるの！？ﾋｮﾝって一体何者！？？」
『…ん？えっと、どういう意味？』

Critical beauty〜充電中→←Critical beauty〜同じ瞳

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す