Pentagonと送る徒然草 第3夜

Critical beauty〜泪の夜長 ページ2

Side Hui


不安で眠ることができなくて一晩中リビングで連絡を待っていた
翌日になって漸く面会が許された俺達は直ぐ様病院に向かい、病室ではイェナンが目を覚ましていて少しだけほっとする


Aﾋｮﾝを気にする彼は起きたばかりでまだ少し青白い、それでも詰め寄る彼にシノナが呼んできたお医者さんに見てもらいながら説明すると大きな瞳に滴を溜めて泣き出してしまった







病院に着いた直後、静まり返ったロビーでマネヒョンに真っ先に言われたことは俺達を一気に青ざめさせた

Yw「っﾋｮﾝ！2人は！？」
「2人とも大丈夫だ、軽い脳震盪で気を失っただけだから。だがその…Aは次の活動には不参加になった」
Kn「…え」
Yt「っそ、そんなに悪いんですか！？」
Si「やだやだ！Aﾋｮﾝ！」
「落ち着け！大丈夫だ…だが少し打ち所が悪かったせいで打撲と左足首の骨にヒビが入ったらしい、筋も痛めたらしくてな…最低2ヶ月は要安静だと」
Ed「そ、んなに…？」
「イェナンは軽い捻挫と打撲だから少し休養すれば大丈夫だそうだ…だがAに関しては会社とも話し合ったが最近ソロ活動も忙しかったから身体の負担も大きかったんだろう、骨が脆くなってるのも過労のせいだと言われて次の活動は休ませることにしたんだ」
Hui「ここまで、頑張ったのに…」
「そうだな…だがここで無理して壊れたら意味がない。一番辛いのは本人だろう、大変だと思うがカムバックまであと１週間ないからな…頑張って立て直すぞ」

窶れたようなマネヒョンはきっと一晩中会社と病院を行き来してたんだろう、重々しいﾋｮﾝの言葉にメンバーは皆俯いていた




Jn「…わかりました。2人に会いに行っても良いですか？」
「あぁ、今日の練習は午後からにする、少し休んで2人と話してこい。Aは今は寝てるが夜中目を覚ましたからその時に話した、イェナンには…」
Hui「俺が、説明します」
「…悪いな、俺は事務所に行ってくる」
Hs「…ヒョンも無理しないでね」
「ありがとう」


慌ただしく出ていったマネヒョンを見送り俺達は半々に別れて2人の病室に向かった




Yn「…僕の、せい…」
Si「ごめんイェナ二！俺がぶつかったから…」
Hui「どっちも違う、俺達皆が悪かったんだよ」
Jn「皆疲れてたんだ…休めば良かったのに」
Yw「誰のせいでもないよ！大事にならなくて本当に、良かった」
Ws「ﾋｮﾝ…泣かないで」



イェナ二を抱き締めてヨウォナもぽろぽろと泣き出す

病室には暫く嗚咽が響いていた

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