ホンソクのデート大作戦〜幸せの音 ページ50
Hs「…ここ？」
『温泉と迷ったけど…撮しちゃだめかなって』
Hs「そりゃね」
『…おれ以外にホンソガの身体、見せたくないし』
Hs「ちょっとヒョン黙ろうか」
『ん？』
車を走らせること暫く…見えたのは森に囲まれたこじんまりとした牧場だった
そして今、俺は馬の上にいます
Hs「なぜに」
『ん？どう？』
Hs「…楽しいです、森の中歩けるなんて凄いね」
『でしょ、1度来たかったの…ねぇクロ良い子〜』
Hs「…うん」
青毛の馬に話し掛けながら鼻唄を歌うヒョン、俺は月毛の馬に跨がって後に続きながら揺れる彼の後頭部を眺めていた
来て早々馬屋に来た俺達は補助の係員さんに誘導されながら森の中を散策するコースを体験することに
準備万端に用意されていたヘルメット付きの小型カメラを装着したヒョンは爽やかな笑顔で馬の元へと俺を連れていった
あれよあれよと言う間に手続きを済ませ嬉しそうに馬を撫でる彼に最初はあっけにとられてたけど徐々に楽しくなってきた
初めての体験にわくわくしつつ、何よりいつになく幼い笑顔で笑うAヒョンに鼓動が早くなる
Hs「ふぁ」
いつもと違う高さで射し込む深緑の隙間から零れる光がちらりと顔にかかるのを眺めながら揺れる視界は新鮮で目が洗われるみたい
都会とは違う土と緑の匂いの混じったきらきらした空気を思い切り吸い込む
深く目を閉じると新鮮な酸素が身体を巡っていった
『〜♪あ、ここですか？』
「はい、1度止まりますね」
『ソガ、降りるよ』
Hs「え？はい」
ある程度進んだ後先導する係員さんに促されて降りると先に降りていたヒョンが迎えてくれる、彼の顔を見上げるも何をするかはやっぱり教えてくれないらしい
何やら生暖かい笑顔の係員さん達に見送られ俺達は奥へと進んだ
Hs「何処行くの？」
『んー』
Hs「気持ち良いね」
『ん…あ、ここ』
Hs「え…わぁ！！」
暫く進むと拓けた場所に塔が建っていた、蔦の絡まった白のレンガ造りに囲まれた小さい黄金の鐘が２つ下がっている
光に照らされて静かに佇むそれはまるで童話に出てきそうだ
『この鐘を2人で鳴らすとこの先ずっと一緒にいれる』
Hs「…え」
『穴場のデートスポットなんだって、たまにはこういうのも、良いでしょ』
照れたように笑う彼にきゅっと眉間に力が入る
ずっと一緒、、Aヒョンも俺と同じ気持ちで想ってくれてるんだよね？
『…鳴らす？』
Hs「っうん」
その時鳴らした鐘の音を、俺は多分一生忘れないと思う
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狗轤 - PENTAGONのマンネlineは３人とも1998年生まれで､SEVENTEENのマンネ ディノは1999年生まれですので､ユウトの内心セリフの部分が違ってきます。 (2019年2月25日 1時) (
レス) id: a41dfea2ab (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - Stella さん» わぁ、嬉しいだなんてありがとうございます〜(´・ω・`)マイペースに頑張って参ります！また第４夜にもお暇なとき来てくださいね。 (2017年9月7日 23時) (レス) id: e0b9597db3 (このIDを非表示/違反報告)
Stella - 久しぶりに更新されてる、めっちゃ嬉しい (2017年9月7日 17時) (レス) id: c72cfa5152 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - yumiさん» そう言っていただけるのは嬉しいです( 〃▽〃)そうなんですよ〜終わりまで書くこと決まってるのに携帯の文字数で中々収められず…魅力的なんて！性格がちょっとずつ違うんですが書いてると混ざっちゃうんですよね…笑取り敢えず暫くはホンソガとラブって貰います！ (2017年8月15日 19時) (レス) id: e0b9597db3 (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - 出会い編も良いところで、お預け感が。。どちらの作品主人公がチンチャ魅力的ですよねー。でも ペンタも更新して欲しい！！です。ワガママ言ってごめんなさい。 (2017年8月15日 16時) (レス) id: 0c5e07b0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2017年7月14日 12時
