Pentagonと送る徒然草 第3夜

番犬その2 ウソク ページ37

Side Wooseok



走ってきたジョンハンさんを筆頭に数珠繋ぎのようにずらずらと引き摺られてきた17のメンバーさん達(何で全員で手繋いでるの？)

気が付けばAﾋｮﾝの前に大集合してる

考え込むAﾋｮﾝを先頭のジョンハンさんは期待の籠った目できらきらと見上げている…何か、腹立つんですけど


俺のAﾋｮﾝ専用セコムセンサーが警戒レベルに引き上がる


『…あ、紫の子』
Jh「そうです！！あの時はありがとうございました…！俺ずっとお礼が言いたくて…！」
『そんなのいいのに…態々ありがとうございます』
Jh「俺達は皆年下なので敬語は止めてください！！」
『え、いやそういうわけには…』
Jh「嫌です！！」

Ws「…ﾋｮﾝ、知り合いなの？」


2人の空気が気に入らなくてﾋｮﾝの腕に抱き付いて横やりを入れるとジョンハンさんはわかりやすく頬を膨らませた(両側から即座に潰されてたが)
…へぇ？先輩と言えど俺はこの人を敵だと認識したぞ？



『デビュー前にちょっとね、あれ？』
Jn「あ」
Mh「あぁ！Aぐーぐ！？」
『わ、！…ジュンフィ、ミンハオ？』
Ws「ぅお！！」
Mh「わぁ〜久し振りだねぐーぐ！！」
Jn「久し振り！なぁんだ天使ってﾋｮﾝのことかぁ」
『天使？』
Jh「は？え、ちょっと待て」
Js 「知り合いなの？」


ﾋｮﾝが突如飛び出してきた2人を抱き留める
あれ俺弾き飛ばされた…？受け止めてくれたユウトにお礼を言って思わず睨むとひょろい方が抱き付いたままﾋｮﾝからは見えない角度で俺に黒い笑みを向けていて

…こいつも敵かよ！！


『…2人のメンバーだったんだね』
Mh「えへへ〜俺達仲良しさんなの」
Jn「ﾋｮﾝにはお世話になったことあるんだよ」
Jh「もらごぉ！？？おい聞いてないぞ４次元コンビ！！」
Jn「言ってないもん」
Mh「ﾋｮﾝの天使だって知らなかったもん〜でも違うよ、Aぐーぐは俺のヒーローだよ？もうハニﾋｮﾝたらおっちょこちょい〜」
Jh「んだと？腹黒似非天然がちょっと此方来いやー！！」
Mg「ﾋｮﾝお口が過ぎるよ！？てかジスヒョン手離して！」
Js「あの馬鹿どうにかしたら離してあげるよ」
Mg「俺に死ねって！？」
Wn「ミンギュ手離して、痛い」
Wz「お前も離せ、何で運命共にしなきゃいけないんだよ」
Jn「デビュー教えてくれたら良かったのに…これからは一緒にいれるね」
『…うん』



はいアウト！！

緊急レベルに上がったサイレンが脳内に響いて俺はﾋｮﾝを守るべく先輩を踏み潰す覚悟で駆け出した

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