ちょっとそこのお嬢さん？17 ページ42
人通りのあるところまで来ると彼は手を離した
『大丈夫？引っ張ってごめん…怪我は？』
Jh「あ、いえ…、だ、大丈夫です…」
真っ直ぐ見つめられるともう堪らなかった
うちの大型犬よりも遥かに高い身長、弛い長めの黒髪に鋭い瞳は不思議な色をしている
アクセサリーはしてないけど黒のスキニーに合わせた白のシャツから覗く滑らかな肌はビロードみたい、何と言うかもう
Jh「…天使？」
『え？』
Jh「いえ何でも無いです(やべ口に出てた)あ、あの助けてくれて本当にありがとうございました！！」
『…ん、いいよ、君1人？勝手に連れてきちゃったけど…この辺わかる？』
心配そうに言われて辺りを見渡す、えーっとここは…どこだ
Jh「…多分わかる、と思うんですけど」
『そう…ね、携帯鳴ってるよ』
Jh「わっ…シュア忘れてた」
断って電話に出ると心配そうな声が降ってきた、何故かミンギュとウォヌの声もする
大丈夫だと伝えると駅まで来いと言われた
Jh「あの…○○駅はどの方向でしょうか」
『なら連れていくよ。おれもそっちだから』
Jh「すみません！ありがとうございます」
『良いよ、こんな綺麗な子1人にするのは心配だし』
Jh「…は」
さらりとそう言って歩き出した彼を慌てて追い駆けながらぐるぐると考える
え、俺女だと思われてる？て言うかさっきの男には何言われても嫌悪感しかなかったのにこの人に言われたら嬉しいとか何なの俺え？
Jh「あ、の」
『…ん？こっち』
Jh「っえ、あ、りがとうございます…」
一瞬引き寄せられたかと思うとさらりと車道側から歩道側に場所を入れ換えられて、その時馨った甘い香りにくらりとする
話し掛けるチャンスを伺う俺を他所に、自然に歩幅を合わせてくれるし車が飛び出してきたら腕を引いてくれる、最近頻繁に歌う歌詞が頭を過って夢かと思った
ほわほわしながら彼について行くと見えた駅の前には見覚えのあるシルエットが幾つか
Jh「あ」
『…ん、友達いた？』
Jh「はい、…あの」
『良かった、ならおれいくね』
Mg「ヒョォーン！！無事！？」
Jh「え！？こら離せ犬！！」
くるりと背を向けた彼を引き留めようとすると覆い被さってきたミンギュに視界が遮られる、慌てて蹴り飛ばすがもうそこに彼の姿は無く…
名前も聞けなかった、俺の天使は一体誰だったんだろう
(ばか犬が邪魔したから！)(どうしたのハニ何かあった？)(…天使に会った)(は？)(酷い…俺めっちゃ心配したのに)(ミンギュ道のど真ん中で落ち込むのやめて)
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奏(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます、実際どうなんでしょうね？笑 私の妄想内で好き勝手進むお話ですが楽しんでいただければ幸いです。またお暇なとき見に来てくださいね(^^) (2017年7月14日 16時) (
レス) id: 586618cfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - Pentagonのメンバーになったらこんな感じなんだなぁと、思いながら、 読ませてもらっています。 頑張ってください^^ (2017年7月14日 10時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2017年6月17日 11時
