ちょっとそこのお嬢さん？17 ページ41
あれは俺が髪を紫に染めてた頃…長髪でストレートの髪は確かに後ろから見たら一瞬くらいは女に見えたかもしれない
でも俺、骨格も歩き方もちゃんと見たら大分男らしいと思うんだ、誰も言ってくれないから自分で言うけど
なのに…まぁ、俺綺麗だし？あの頃は絡まれることが多かったんだよね(ナンパとは認めない)
その日も折角シュアとデートしてたのに、ちょっとはぐれた時に路地裏に引き込まれて2人組に絡まれてしまった(これ犯罪だよ？)
Jh「あの、離して下さい」
「ちょっとだけお茶行こうよ！」
「君凄くタイプだから俺達奢っちゃう！」
Jh「だから俺は男だって言ってんだろ」
「え？まぁちょっと声はハスキーだけど」
「いけるいける大丈夫！」
Jh「何がいけるって？蹴り飛ばすぞ」
「女の子がそんな言葉使っちゃ駄目だよ！」
「強気の感じがタイプ」
Jh「…」
あ、こいつら駄目だ話できないタイプだ逃げよう
そう足に力を込めた途端肩を組まれてしまった
振り払おうにも俺より体格の良い男2人、軽々と押さえ込まれてしまう
Jh「ちょ！マジで離せ！！」
「暴れるなって…！痛いのは嫌だろ？」
Jh「なっ！」
「大人しくしてたら乱暴はしないからさ」
にやにや笑う顔に悪役のテンプレみたいなセリフを吐かれて虫酸が走る、でも強い力に抵抗できず路地裏から何処かへ連れていかれそうになった瞬間ふと影が射した
『…離してくれる？』
「「「！？？？」」」
後ろから…と言うよりは上から響いた声に体がびくりと反応した
慌てて振り向く男に引き摺られて後ろを向く、そこには何て言うか…天使がいた
「なっんだ…こいつ」
「お、俺達が先に見つけたんだぞ！」
『知るか…さっさと汚い手を離せ』
「何だと！？」
余りに高い身長と整った顔つきに男達はびびりまくってる、それでも彼の淡々と話す言葉に挑発されたのか2人共顔を赤くして殴りかかっていった
Jh「おいやめろ！！」
『…』
「ぐぁっ」
「ぎゃあ！」
慌てて止めようとした俺を見て、彼が少し笑った気がした
でもそんなことを気にする間もなく彼はいとも簡単に2人の男を沈めてしまった、余りの早さに何をしたのかよくわからない
『…おいで』
Jh「え？その…わ！」
床にへばりついた男を見て呆然とする俺を彼は優しく手を引いて暗い路地裏から連れ出してくれた
助けられたことに少しほっとして彼の横顔を覗き見る、明るい所で見る彼は間違いなく男だけど物凄く…綺麗だった
天使と呼ばれる俺より何倍も
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奏(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます、実際どうなんでしょうね？笑 私の妄想内で好き勝手進むお話ですが楽しんでいただければ幸いです。またお暇なとき見に来てくださいね(^^) (2017年7月14日 16時) (
レス) id: 586618cfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - Pentagonのメンバーになったらこんな感じなんだなぁと、思いながら、 読ませてもらっています。 頑張ってください^^ (2017年7月14日 10時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2017年6月17日 11時
