いざ日本〜知らない顔 ページ37
Side Hui
それがどうしようもなく嬉しくて、断れなかった
そう言ったﾋｮﾝの顔に嘘はないように見えた
『現におれには居場所が出来たわけだし…信じて良かったって今なら思える。今のおれが皆に会えるまで、この5年はきっと必要だった。
同情なんて嬉しくないってさっきジノが言ってたけどおれはそうは思わないよ。だって想像でもおれの気持ちを汲み取ろうとして、泣いてくれてるんでしょ…おれはそれが、どうしようもなく嬉しい…ありがとう』
ありがとう、その言葉に既に弛みきっていた涙腺は今度こそ大崩壊した。
わんわん泣きながらﾋｮﾝに突進するメンバーを1人ずつ慰めては抱き締める彼は今まで見たことのない知らない大人の顔をしていた
静かに微笑む彼はとても、美しかった
Hui「はー今日で日本とお別れか…早かったな」
Ws「ユウトさみしい？」
Yt「…ちょっと」
Ed「ﾋｮﾝが慰めてあげまちゅか〜？」
Yt「いいですAﾋｮﾝに慰めて貰います」
Ed「…」
Kn「どんまいﾋｮﾝ」
Si「飛行機やだ！」
Hs「また言ってんの？行き乗れたから大丈夫だって！」
Si「今度こそ墜ちるかもしんないじゃん！」
Yn「だからやめてよ不吉！！」
Yw「大丈夫だよ〜手握っててあげる」
Si「え〜…」
Yw「何その反応」
Jn「…ﾋｮﾝ、平気？…辛い？」
『ん？平気。…皆いるもん』
あれから俺達は沢山泣いて笑って、1つの部屋で無理矢理雑魚寝した
次の朝迎えにきたマネヒョンは呆れたような顔をしていたけど、俺達のすっきりした顔を見て嬉しそうに笑ってた
日本に来る度昔の自分を思い出して、戻ってしまいそうで少し怖くなる。
そう言ったﾋｮﾝを抱き締めたのはユウト
もし戻っても俺達が今のﾋｮﾝを思い出させてあげる、だからたまには戻っても良いよ。
そう言ったのはｼﾞﾉﾋｮﾝ
過去を消すことはできないけど、一緒に眺めて笑い飛ばすことは出来るはず
そう思ったのは、多分メンバー全員
空港に着いてからも少し憂いを帯びたような瞳でぼんやりするAﾋｮﾝにユウトとｼﾞﾉﾋｮﾝは側から離れず、メンバーも周りでいつも通りに騒いでいた
いつか全部ぜんぶ、笑い飛ばして思い出にすることが出来たら良いな。
未来もずっと、皆で一緒に笑っていられたら良いな。
ずっと共に歩くことはできないかもしれないけど、寄り添うことは出来る筈だから。
今なら良い曲が書けそう、そんなことを考えて
俺達の初めての日本プロモーションは無事、終わりを迎えた
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奏(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます、実際どうなんでしょうね？笑 私の妄想内で好き勝手進むお話ですが楽しんでいただければ幸いです。またお暇なとき見に来てくださいね(^^) (2017年7月14日 16時) (
レス) id: 586618cfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - Pentagonのメンバーになったらこんな感じなんだなぁと、思いながら、 読ませてもらっています。 頑張ってください^^ (2017年7月14日 10時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2017年6月17日 11時
