マンネ的長男の考察 ページ4
Side Woosok
自主練に行った時、練習室に向かう途中たまたま通りがかった部屋の窓に誰か見えた気がしてまた戻る
Ws「…あ」
そこには１人で練習する、Aﾋｮﾝ
その姿がデビュー前ひたすら何かを振り切るみたいに躍り狂ってた頃のﾋｮﾝと重なって、思わず俺は外から小窓を覗き込んだまま固まった
デビュー前に突然現れたAﾋｮﾝ、あまりにも悪いタイミングだったけど俺は別に嫌悪感は感じなかった
番組を盛り上げるため、更なる活性化のため…多分大人の事情ってやつなんだと思ったからそれに使われる彼に少し同情した
『…よろしくね』
Ws「…は、はい」
でも自己紹介の時もにこりとも笑わない彼が凄く怖くて、あまりにも整った顔立ちに事務所が送り込んだロボットかなんかじゃないのかと疑ったくらいだ
ユウトも無表情がデフォルトみたいにされてるけど彼はその実よく笑う、可愛らしい愛嬌だってあったからすぐ皆仲良くなったのに
彼の無表情は誰も近寄らせないような冷たい印象しか与えなかった
Ws「ユウト、あの人ってどんな人なの？」
Yt「あの人…？」
Ws「…A、さん」
同じクールなようで全然タイプが違うユウトは何故か最初からあの人に懐いてた、ﾋｮﾝ達があまり良い印象を持てないこともわかってて尚甲斐甲斐しく世話を焼いてたから何となく聞いてみたんだ
やっぱり俺達には理解できずとも日本人同士わかるものがあるんだろうか、そんなことを漠然と思って
でもそうユウトに聞くと彼はすぐ首を振った
Yt「俺はAﾋｮﾝが日本人じゃなくても、同じようにしてたと思う」
Ws「どうして？笑わないし俺達に興味もないみたいだし…怖くない？」
Yt「…怖くなんかない、ﾋｮﾝはきっと…凄く優しい人だよ」
そう言って寂しそうに、でもまるで愛しい人のことを語るみたいに言い切ったユウトに少しだけ、興味をもった
Ws「え…」
ある日学校から直で事務所に来た俺はロッカールームで上半身裸のまま固まっていた
Ws「…上がない！？」
朝ばたばたしてたからかぐちゃぐちゃに詰められたリュックには練習着の下しか入ってなかった
Ws「えぇ…」
居残りしてたせいでレッスンはもう始まってる、連絡したから大丈夫だけど着替えを借りれそうなﾋｮﾝは既に練習してるし買いに行く時間もない、既に脱いだ制服のシャツは運悪く学校の休憩時間にサッカーしたせいで泥だらけだった
泥だらけのシャツか裸、究極の選択に俺は完全に詰んだと項垂れた
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奏(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます、実際どうなんでしょうね？笑 私の妄想内で好き勝手進むお話ですが楽しんでいただければ幸いです。またお暇なとき見に来てくださいね(^^) (2017年7月14日 16時) (
レス) id: 586618cfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - Pentagonのメンバーになったらこんな感じなんだなぁと、思いながら、 読ませてもらっています。 頑張ってください^^ (2017年7月14日 10時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2017年6月17日 11時
