貴女に見える色 ページ17
デビューして初めて彼と二2人になった時、彼は綺麗な中国語で僕の韓国語を褒めてくれた
一杯いっぱい頑張ったんだねって言葉が死ぬほど嬉しくて、涙目になった僕を彼は慌てたように抱き締めてくれた
そしてメンバーの前では練習のために韓国語でしか喋らないようにしてると言った僕にこう言ってくれたんだ
『なら、おれとはたまに中国語で話そうか』
Yn「え？どうして？？」
『…、自分の国を大切にするのは大事なことだ、…ずっとここにいたら忘れがちになるものもあるかもしれない、けど韓国にいたって中国人であることを誇りに思わなきゃ。…おれは、中国人であるイェナンに会えたことがとても嬉しい、イェナニに見える世界はおれとは違う、それをイェナニの言葉で教えて欲しいな…おれの中国語の勉強にもなるし、ね？』
Yn「…Aﾋｮﾝ」
『中国はﾋｮﾝつけないでしょ？おれの前なら、敬語も要らない』
Yn「！！謝謝！Aぐーぐ」
中国人であることを誇りに、そう言ってくれたことが物凄く嬉しくて
たまには力を抜いていいんだって思わせてくれた
僕の目で見て、感じたことを知りたいというその言葉に一人の人間として受け入れられたようなそんな気がして、彼と同じグループになれたことに心の底から感謝した
Yn「Aﾋｮﾝ！」
『はいはい…ヨウォンもイェナニが大好きなんだって…』
Yw「ちが…いやそうだけど！！」
Yn「僕を好きなのは知ってる！でも邪魔！」
Yw「酷い…僕がイェナニを大事に育ててきたのに…」
Yn「はぁ？捏造すんな！」
Yw「ほんとだもん！」
『おれ席外そうか？』
「「ﾋｮﾝ！！」」
笑ったﾋｮﾝに左右からしがみつくとまた言い合いが始まった
Yn「離してヨウォナ！！」
Yw「僕だけ仲間外れ！？」
『落ち着いて、ヨウォナ泣くな…よしよし』
Yn「ﾋｮﾝ！！」
2人で話してるといつも邪魔される、本気で嫌って言えないのはヨウォンも僕の大事な人だから…きっと彼はわかってるから僕らがﾋｮﾝを挟んで喧嘩してもいつも笑って見てるだけ
でもちゃんと、後で時間を作ってくれるのも知ってる
『…後で部屋に来る？』
Yn「…！うん！！」
ﾋｮﾝの見る世界は何色なんだろう
僕の見る世界とAﾋｮﾝの見える世界、それは違っていてもきっと何処かで交わってる
僕の話を聞いて優しく笑う彼と、同じものが見えたらいいのに
Yn「Aぐーぐあのね…」
いつかわかる気がするそれを夢見て、僕は今日もAﾋｮﾝと話をするんだ
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奏(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます、実際どうなんでしょうね？笑 私の妄想内で好き勝手進むお話ですが楽しんでいただければ幸いです。またお暇なとき見に来てくださいね(^^) (2017年7月14日 16時) (
レス) id: 586618cfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - Pentagonのメンバーになったらこんな感じなんだなぁと、思いながら、 読ませてもらっています。 頑張ってください^^ (2017年7月14日 10時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2017年6月17日 11時
