そのキスは劇薬につき ページ14
Ed「っ、は…っは」
『…』
漸く離れた距離に、酸素を求めて荒く息を吸う
１人けろりとした顔のﾋｮﾝに恨みがましい視線を向けると困ったような顔で頭を撫でられた
『…大丈夫？』
Ed「っ！平気だし！」
『…ごめんて…ドニがﾋｮﾝをからかおうとするからでしょ？』
Ed「っわかって…！！？」
全部見透かしたみたいな瞳に思わず脱力する、ﾋｮﾝは小さく笑うと俺を膝の上から抱き上げてベッドに置くと立ち上がった
Ed「…何処行くの」
『…水取ってくる…ドニや、からかうなら相手を選ばなきゃ』
Ed「…う」
『…次したら、』
本当に食べちゃうからね
そう言ってさっさと出ていったﾋｮﾝを唖然としたまま見送った
Ed「…え、え、…えええええ」
食べるって何！？俺！？俺食べれる！？ﾋｮﾝそっちだったっけ！？？
居なくなった部屋に混乱したまま意味不明な言葉を吐き出す俺はベッドにつっぷして身悶えた、いや何より…
Ed「…別に嫌じゃなかったとか、…俺が一番何なの…///」
そう呟いた俺の言葉を、ﾋｮﾝが扉の向こうで聞いてたことは知らなかった
暫くして戻ってきたﾋｮﾝは至って普通の顔、さっきのことには触れず水を手渡してくれた
Ed「…ﾋｮﾝってどっち」
『何が』
Ed「…わかるくせに」
『……別に、どっちでもない』
Ed「…え」
『…そう言うの、あんまり気にしたことないから』
Ed「…そっ、れはどういう…」
『…さぁね、まぁ…ドニなら』
いつでも歓迎だけど？
そう言って艶やかに笑うAﾋｮﾝ、巫山戯てるのか本気なのか…俺にはわからなかった
それから数週間後、TripleHのMV撮影現場での際どいシーンを無事取り終えた俺
フイヒョンが意地悪そうな顔してからかってくるのを他所に余りの味気無い終わりに何だか肩透かしを食らったみたいな気分だった
Hui「どうしたのお前？ヌナ刺激的だったから照れてんの？」
Ed「…は？刺激…？」
Hui「まぁこれも勉強だと思って！良く撮れてたぞ？気にすんな！」
Ed「…」
ばんばん背中を叩くとさっさと自分の撮影に向かったフイヒョンの背中をぼおっと見詰める俺は別のことを考えてた
ベッドシーンも、キスシーンも、魅惑的なヌナにいつしか俺はAﾋｮﾝのことを重ねてた
ﾋｮﾝとのキスが忘れられない、あれから彼は何も言わなかったけど…あのどろりとした甘過ぎる空間は、俺には麻薬みたいだった
Ed「…食べていいよって」
言ったら彼はどんな顔するんだろう
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奏(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます、実際どうなんでしょうね？笑 私の妄想内で好き勝手進むお話ですが楽しんでいただければ幸いです。またお暇なとき見に来てくださいね(^^) (2017年7月14日 16時) (
レス) id: 586618cfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - Pentagonのメンバーになったらこんな感じなんだなぁと、思いながら、 読ませてもらっています。 頑張ってください^^ (2017年7月14日 10時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2017年6月17日 11時
