君と送る徒然草～日常編～第4章 (ページ6)

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マンネは寂しいお年頃ページ6

『おれだって、最近フニに会えないの、寂しいんだけど』
Se「…え」
『うん…でもこうして会いに来てくれるから、嬉しい』
Se「っほんと？」
『帰ったら可愛いマンネが待ってるから、頑張れるんだよ』

あ、でもそのせいでフニが寝不足になるとリーダーに怒られちゃうねって悪戯っぽく笑うヒョンにぎゅうぎゅう抱き付くと小さく笑い声が響いた

じっと顔を見上げると彼の濡れた夜みたいな瞳が俺を写してる
切れ長の目が緩くカーブを描いて、俺を見つめる瞳は夜空に浮かぶ星みたい

Se「…これからも待っててもいい？」
『…いいけど、ちゃんと寝てないとダメ』
Se「う、だって…」
『俺の部屋で寝てれば良いでしょ？帰ってきたら、起こしてあげる』
Se「ほんと？ここにいてもいいの？」
『ん、良い子にしてるんだよ？』
Se「いぇへ！」

嬉しくて暫くAヒョンの首元にすりすりしてると背中をポンポンと叩かれた、顔をあげると俺から離れたヒョンはすくりと立ち上がって電気を消しにいってしまう
促されて布団に潜り込むと暗くなった視界、隣にヒョンが入ってきたのを感じて急いで腰に手を伸ばしてくっつくと温かいものが唇に触れた

Se「っん…あ」
『…ん、おやすみフニ』
Se「//…御休みなさい、Aヒョン」

良い夢見れると良いね、そう言われて頬が緩む
ちょっぴり沈んでいた思考も待ってる間の淋しかった気持ちもいつの間にか欠片さえ無くなっていたのには気付かぬまま

少しだけ開いた窓から入ってきた冷たい夜風が火照った頬をするりと撫でていった

夢も見ず沈んでいた意識は何やら騒がしい何かに引っ張り起こされた
まだ目を開けたくなくて隣にいるはずのヒョンに手を伸ばす

Se「んー…ヒョン…」
Cy「はいはいヒョンですよー起きまちょ～ね～」
Se「え、…わぁ！！何！？Aヒョンは？！」
Cy「いって…お前な」

がしりと掴まれた違和感に目を開けるとそこには大型犬、思わず振り払うとちょっぴり悲しそうに払われた手を見詰めてるけどどうでもいい！

Cy「Aならもう行ったから！それより何でお前ここで寝てんの？」
Se「え？いつ？」
Cy「さぁ？俺が起きた時にはいなかった…」
Se「何思い出して落ち込んでんの、キモいです」
Cy「俺だってA不足なの！！それよりここで寝てるって聞いて怒ったギョンスに八つ当たりされた挙げ句放り出されたのにわざわざ起こしに来てやった可哀想で健気な俺に何か言うことは？」
Se「…ハウス？」
Cy「よぉし表出ろや」