君と送る徒然草〜日常編〜第4章

布団の外は危険！〜特別編 ページ16

Xi「…いいものやるから、我慢しろ」
Dn「…いいもの？」

良いものと聞いてぴたりと動きを止めるダニエル、目がキラキラしてる弟に溜め息をついたシウミンはAから預かってた小包を渡してやります


Xi「Aがな、お前にプレゼントだと。な？これやるから部屋に行くのはもうちょっと我慢し」Dn「Aヒョンからソンムル！？？わーい！！開けて良いですか！？」
Xi「聞いてんのかお前は」


実はA、自分とダニエルに贈り物を用意してくれたんです


Xi「よし、ほんと寝てろよ？」
『んー…あ、しうひょん俺の鞄取って』
Xi「え…これか」
『えーっと…はい、これヒョンに』
Xi「え！？何！？」
『頑張ってるヒョンにソンムル〜…あ、これはダニエル君にあげて』
Xi「あいつにも！？えーもう何だよぉ…あ！ヘアバンド…と除菌シート？」
『ふふっいつもヘアバンドしてるから、良かったら使ってね…除菌シートは〜日本製でこれで拭けばどんな汚れもすぐとれるんだってファンが教えてくれて、しうヒョンにあげようと思ってたの』
Xi「まじ…何でお前はそんなに可愛いんだよ…あーありがとなA〜！大事に使うな！」

思わずAに布団の上から抱き付いたシウミンは本当に嬉しそう

出てきたのは黒を基調にシルバーの糸で刺繍された高級感漂うヘアバンド、いつも髪をあげてるシウミンにぴったり！沢山入った除菌シートのパックはご愛敬、綺麗好きなヒョンのことをよく見てるんですね


弟からの思わぬサプライズプレゼントにやる気百倍、掃除して汚れるのは嫌だからヘアバンドは大切にしまいこんで除菌シート片手に颯爽と部屋を出ていったシウミン、あのやる気はここからきてたんですね

そう言うことで同室のダニエルにちゃんと用意してた彼から預かってきた水色の小包
本当はお掃除頑張ったらあげるつもりだったんだよね、まぁAの貴重な睡眠には代えられない

渡してやるとダニエルは大切そうにそおっと開けていきます

Dn「？？…あ！外国のグミだぁー♪凄いこんなに…！あとこれは…何だろう」
Xi「何？…あ、何か落ちたぞ」

日本語で書かれた表記に首を傾げるダニエル、どうやらそれはスプレーのようです
隙間からヒラリと落ちた紙を読んであげるシウミン

Xi「Aの字だ…”これは虫除けスプレーです、部屋にスプレーすると虫がいなくなるんだって、虫嫌いなダニエル君へ”…あいつ、よく見てるなぁ…」
Dn「本当ですか！！？わぁーい嬉しい！！ありがとうAさん！」

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