君と送る徒然草～日常編～第３章 (ページ48)

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若いは強い Kai+Yuto(Pentagon) ページ48

Side KAI

今日は音楽番組の特番収録がある、けど俺は朝から嫌な予感がしてならなかった

自分で言うのもアレだけど俺の予感は余り外れない、だから朝からAﾋｮﾝの側から離れない俺にﾋｮﾝ達はきゃんきゃん騒いで…あ、これはいつものことだったわごめん
とにかく今日1日は片時も離れず俺がAﾋｮﾝを守ろうと思ってたのに

Yut「は、初めまして」
Kn「Aさんの大ファンです！！」
Ws「漸く会えた…格好良いですね！」
『…ん、ありがとう』

きゃっきゃと騒ぐ3人組に少し微笑むAﾋｮﾝ

Bk「何だあれ」
Sh「若いなぁ…眩しい」
Se「僕だって若いもん」
Do「いやマンネのお前より4歳下とか最早未知」
Cy「こわっ！俺もう涙出るわ」
Ki「…俺の枕」
Hui「えっと…す、すみません先輩方！！」
Ed「俺なんで撥ね飛ばされたの！？」
Si「俺も！俺も行く！」
Hs「待てシノナ、今行ったらマンネ達に呪われんぞ」

出番前の挨拶に来た新人グループPentagon、その中でも驚異の98lineという若さのマンネ達は丁寧に挨拶してくれたかと思うと真っ先に駆け寄ろうとした１人を弾き飛ばしAﾋｮﾝに突進していった

うとうとしてた俺はﾋｮﾝの膝で寝てた筈なんだけどAﾋｮﾝは飲物を買いに行こうとしたみたいで気が付けばソファに寝かされてた
他のメンバーもﾋｮﾝと話したいみたいだけどあの3人に気圧されてか少し離れた所から様子を伺ってるのが半分、うちのメンバーに平謝りしてるのが半分(このグループもマンネには弱いらしい)

あからさまに邪魔することもできずさっさと離れろと心の中で念じるもどうやらAﾋｮﾝは彼等に興味を持ったらしい、初対面では見せない柔らかな笑みを浮かべていた(俺にはもっと甘ったるい顔するけどね)

Side Yuto

この日をどれほど待ったか
フイヒョン達から話を聞いても中々チャンスは訪れず、特番の出演者一覧を見て歓喜した

彼に会える

皆でそわそわしつつ挨拶に向かうと入口にEXO様の文字、ノックして部屋に入る
挨拶しながら深くお辞儀をして頭を上げると時真っ先に彼の瞳とかち合った…あの時から忘れられない、彼の漆黒

キノ達と急いで駆け寄ると(何かにぶつかった気がするけど知らない)彼は一瞬驚いたように目を開いたけれどにこりと笑ってくれた

Yut「は、初めまして」
『…初めまして』

彼と会うのは本当は初めてじゃない、でも彼はきっとそれを知らないから言わないつもりだった

あれは俺の、秘密の運命だから