君と送る徒然草～日常編～第３章 (ページ42)

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しぅるぅ大三角形 +α ページ42

Se「王道のCPって沢山あるけどさ、Aﾋｮﾝにかかればどんなカップリングも1発で仲を裂けるだろうって思ったファンが命名したんだって」
Cy「は？いやでもあいつはそんな」
Ta「だから天使のってついてるじゃん、多分出来るけどAは絶対そんなことしない、だから天使のクラッシャーなんだってさ」
Cy「何だそりゃ…当たってるような何か微妙なような…」
Se「むしろその2人とも惹き込んじゃうもんね～あのしぅるぅもﾋｮﾝにかかれば見事な三角関係に早変わり…いやしぅるぅの矢印が同じ方向だから二等辺三角形？」
Cy「確かに…言い得て妙ってやつだな」
Ta「どういう意味～？」
Se「タオにはもっとお勉強が必要ってこと」
Ta「セフナ酷い！」

けらけら笑うマンネ達を余所に目を向けるとﾋｮﾝ達に挟まれて2人の話を大人しく聞いているA、楽屋の空気は頗る平和になっていて俺は思い切り脱力したのだった

ーーーー

あのしぅるぅ大三角関係事件からはや3日…
あの日はあのまま無事にスケジュールを終えて何事も無かったかのように仲良くご飯に消えてった3人のことがどうしても気になっていた俺は宿舎で捕まえたAに問い質していた

Cy「なぁA、お前あの時ﾋｮﾝ達をどうやって収めたの？」
『…？何の話』
Cy「ほら○○スタジオの時の楽屋！タオとお前がジュース買って帰ってきた時しぅるぅﾋｮﾝが喧嘩してたじゃん！！」
『…喧嘩？ﾋｮﾝ達が？』
Cy「はぁ！？そっから！？え、俺そこから説明しなきゃ駄目なの！？」
『…？？どしたのﾋｮﾝ』
Cy「……いや、喧嘩の話はもういいや、うん、ほらあの時ミンソギヒョンがAに俺かルハニヒョンどっちが好き？みたいなの聞いてたじゃん。それからﾋｮﾝにお前何か耳打ちしてなかった？何て言ったのかなぁって思ってさ」

ずれてるAにほぼほぼ省いて聞きたいことだけ聞くと彼は少し考えてから真顔でさらりと溢しやがった

『…えっとね』

どっちも好きすぎて選べないから今日はミニヒョンと一緒に寝て確かめても良い？って聞いたの

Cy「～っ///」
『…』
Cy「っ…お前は！！」
『…？』
Cy「…いや、何でも無いデス」
『…ふ、変なﾖﾘﾋｮﾝ』

ふわっと笑うといなくなったAに俺はしゃがみ込むと暫く身悶えた
そんな台詞を素面で言ってのけるAは天使なんかじゃない、小悪魔も良いとこだ

真っ赤になった顔を必死に冷ましながら、とっくにあいつに囚われてる自分には気付かない振りをした