しぅるぅ大三角形 +Cy ページ40
何でこんなことになったって？知るか！
偶々虫の居所が悪かったのか言い方の問題だったのか…
どちらにせよあっという間に良くない方向に走り始めた2人は負のオーラを撒き散らし、いよいよ口をつぐむと部屋の中の端と端に移動してしまった
真ん中に取り残された可哀想な俺はどうすることもできず黙り込むしかなく…(と言うか口出した瞬間抹殺されそう)
ハニヒョンニは１人ぶつぶつと物に当たり始めたしミンソギヒョンは黙って座ってるだけだけどオーラがヤバイ(ﾋｮﾝがドア近くにいるせいで出ていくこともできない)
いつもなら生け贄(？)に諸手を挙げてつっこんでいくリーダー2人は取材中、残りのビーグルは撮影中、ｵﾝﾏはユニコーンとどっか行っちゃったしマンネ2人はこの空気の中でも呑気に爆睡してる(きっと馬鹿なんだと思う)
唯一この場を収められるだろう頼みのAはパンダとジュースを買いに…どこまで行ってんだあいつら
ハッピーウィルスを豪語する俺でも余計なことを言おうもんならすぐ除菌されるレベル迄気温が下がってまっす☆早急に救助を要請します。以上中継でした〜
Cy「…はぁ」
脳内での現実逃避を終えて思わず漏れた溜め息は静かな部屋に意外と響いて、ふと感じた寒気にそおっと横目で見ればミンソギヒョンが見てる…超見てるどうしよう…はっ！反対からはルハニヒョンが俺を仇みたいな目で見て…！？
Cy 「っ…(え俺溜め息もついちゃ駄目！？)」
「「…なぁ/ねぇ」」
Cy「はははい！？？」
「「…先言えば？っ……」」
Cy「あ、え、その…」
見事なまでに被る2人、さっすがしぅるぅ王道カップル〜必死に内心の叫びを抑えながら出来るだけどちらかに傾かないように真っ正面を見たまま左右に視線をやる健気な俺。まじ誰か誉めてストレスで俺の心臓が爆発する前に！
Ta「たっだい…ま？」
『…？』
Cy「っAー！！！」
救世主現わる！よっしゃよく頑張った俺！！(オマケもいるが)
タつイミングよく入ってきたAに急いで駆け寄る
大きな背中に隠れて耐え忍んだ自分を大いに褒めてやりつつ余計な油を注がないようにパンダにヘッドロックをかました
怪訝な顔をするパンダも今回は空気を読めたようだ、大人しく腕に収まったまま視線を向けてくる
Aにどうにかしろと背中を押すと不思議そうにしながらも2人の元へ歩いていった
『…？はい、ハニヒョンニはミルクティーね。ミニヒョンは、珈琲で良かった？』
Lh「…うん」
XI「…おう、ありがと」
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作者名：奏 | 作成日時：2017年5月1日 16時
