君と送る徒然草～日常編～第３章 (ページ3)

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あなたが生まれた日2 ページ3

Ly「ちょっと待ってﾀｵそれ本当？」
Lh「Aが言ったのか！？てか本人は！？」
Ta「まだ寝てる！お願いしたら教えてくれた！凄くない！？ﾀｵと１日違い！運命だ！」
Bk「そこじゃないだろ！！」

興奮気味のﾀｵを前に俺達はみな真顔、そう、問題はそこではない

Do「…」

ぺらりとｷﾞｮﾝｽがカレンダーを捲るのを無言で見遣る

Ki「…とっくに終わってるじゃん…」

ぼつり、溢したｼﾞｮﾝｲﾅの言葉にﾀｵは今度は青くなった

メンバーが多い俺達は年中誕生会があると言っても過言ではないが、それでも隙間を見付けては1人ずつお祝いをしていた

そして5月のﾀｵ、ﾍﾞｸ、ﾘｰﾀﾞｰの誕生日も勿論盛大にお祝いをしたしパーティーだって開いた、もうそれから数ヶ月を過ぎている

Se「…何で言ってくれないの」
Cy「あいつは自分から言わないだろ…」
Ch「もっと突っ込んで聞いときゃよかったな…」

確かにAの誕生日は公開されていないが聞く機会はあったはず。そういう話題だってあったに違いないがふわりと交わされてはAの笑みに問い詰めるのは何となく躊躇われて

いずれは言ってくれるだろうと突っ込んでまで聞くことはなかった

Xi「…ﾀｵ、お前何て聞いたの？というか何でAの部屋にいたの？」←黒ﾊﾟｵｽﾞ降臨
Ta「ひっ…目覚めちゃったから…その、起こしに！」
Ly「そのまま潜り込んだんだ？」←闇ﾕﾆｺｰﾝ降臨
Ta「う…でも、相手してほしかったのにA中々起きないし…珍しくうとうとしてたからチャンスだと思って」
Kr「色々聞いたんだな？」
Ch「Aだけ帰り朝方やったし…寝惚けてたんかも…」
Se「そっかぁ…寝込みを襲えばいいのか」←←
Bk「おいマンネがとんでもないこと言ってんぞ」

うっかり口を滑らせたんだろう、思いもよらない形で知ることになったわけだが誕生日はとっくに終わっているし
俺達はその後いつも以上にぽやぽやししながら
起きてきたAに(ﾀｵにも)盛大に文句を言ったのだった

この少し後、ファン達からの熱い要望により彼の誕生日は公開されることとなる

ーーー

こうなりゃ次の誕生日にはトラウマになるくらい祝ってやろうと決意してはや数ヶ月、
この上なく張り切った俺達は時間が取れない中、ﾀｵとのＷパーティーをするべく奮闘していた(ﾀｵにはAのサプライズをするとだけ伝えている)

だがこれがAの薄暗い引き出しを１つ開けるきっかけとなるとは、今の俺達は思いもしなかったのだけど