君と送る徒然草～日常編～第３章 (ページ16)

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R☆酔っ払いにご用心Lh ページ16

Ch「うっ…気持ち悪…もぅ俺ギブ、…」
Bk「ちゃにょらぁ…何で、A酔わないの？」
Cy「…ﾍﾞｸかわい、可愛い可愛い…」

真っ赤を通り越して青くなり始めたジョンデは早々に退室、チャンベクも怪しい雰囲気で絡みだしたのでAに部屋に放ってこさせた

Lh「…お前…本当強いのな？」
『…んー、まぁ…多少は』
Lh「いや何本開けてんだよ多少レベルじゃないだろ…」
『ﾋｮﾝだって…酔ってない』
Lh「俺の半分はﾁｬﾆｮﾗに呑ませてた」
『…わるいﾋｮﾝ…ん？何これ、』

少し笑ったAは後ろに追いやられていたビーグル酒を発見して持ってくる

Lh「…げ、捨てんの忘れてた」
『…ん？ﾋｮﾝが、作ったの？』
Lh「いやビーグルが…おい！呑むのそれ！？」
『…んー、ﾋｮﾝ呑む？』
Lh「呑まねぇわ…あ、なら」

Lh「ゲームして、負けた方が呑む？」

これならAも少しは酔うんじゃないかと思った俺が悪戯心からこっそり思い付いた悪巧み、ここから何かが可笑しくなった

『…いいけど、俺これやったことないよ？これ…美味しい？』
Lh「…美味しかったら罰ゲームにならんだろ…俺も見てただけだし、やるのは初めて」
『…んー、まぁ、いいよ』

俺が選んだのはさっきビーグルがやって放置したままのテレビゲーム
勿論やったことがないってのは嘘、何なら勝ちすぎてつまらなかったから見てたのだけれどAはそんなことは知らない

俺は内心ほくそ笑みながらも基本動作を教え、軽くハンデもやってﾋｮﾝ面をしつつ完全なる出来レースを楽しんだのだった

Lh「っよぉーっし！俺の勝ちー！」
『…ﾋｮﾝ、初めてって、嘘でしょ』
Lh「今日するのは初めてだし！Aの負け！」

…弁解しておこう、
俺はいつもは真剣勝負しかしないサンナムジャだよ？でもこの時はまぁるぅもちょっと、ちょーっとだけ酔ってたし？
いつも落ち着いているAの負けて悔しがる可愛いらしい姿とか酔った姿とかを見てみたかっただけで？そんな悪意があったわけじゃないんだよ！？

とりあえず、ちょっぴり恨めしそうにこちらを見るAの顔にテンション上がりっぱなしの俺は気が付かなかった

このビーグル酒にはとんでもない度数の酒がまぁ恐ろしい分量で混ぜてあったことを…

『っっ…ん…！？』
Lh「かっこいー！…え、おいA！？」

ジョッキの酒を一気飲みしたAは瞬間ソファに崩れ落ちた

そして慌てて水を取りに行こうとした俺を部屋に連れ去ったのだ(冒頭に戻る)