君と送る徒然草～日常編～第１章 (ページ39)

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Nuest Ren couple?4 ページ39

『…時間、無いから、一緒に着替えてこいって…』
Re「……」
おのれﾇﾅ達、僕がﾋｮﾝを好き過ぎるのを知ってて…！！

悶える僕を横目にﾋｮﾝは特段表情を変えることなく着替えを済ますと僕の方を振り向いた

『…ん？ﾐﾝｷﾞ、ﾌｧｽﾅｰ届かないの…？？』
Re「あ、うん…」

俺の前にいたﾋｮﾝは抱き抱えるようにして僕の背後に手を伸ばすとさっとﾌｧｽﾅｰを下ろしてくれた

さっきとは違う真っ白なｵｰﾊﾞｰ気味のｼｬﾂにﾐﾝﾄｸﾞﾚｰのｼﾞｰﾊﾟﾝ、ｼｬﾂはﾎﾞﾀﾝが閉まっていない
僕よりだいぶ背が高いから、目の前には綺麗な鎖骨が広がっている
思わずその首筋にｷｽしそうになって我に返った

『…、ﾐﾝｷﾞ？？』
Re「っは！！あ、いや！！何でもないよ！？」『……、何か、』
Re「…」
『やらし-顔、してる…』
Re「…！？？」
狭い試着室の中、くすくすと笑うﾋｮﾝは僕の顔の横に両手を付いて鼻先すれすれに顔を近づけてきた

『……ﾐﾝｷﾞ…』
Re「っひ、ﾋｮﾝ…！！」
じぃっと見つめるその鋭い漆黒に思わず吸い込まれそうで、目がそらせない
鋭く熱の籠った視線に体温がどんどん上がっていく気がする

『………、ふ、ごめん。からかっただけ』
金縛りに合ったように動けなかった僕からﾋｮﾝが身体を離そうとした瞬間、僕は何を思ったのかその薄い口許に自分のそれを押し付けた

Re「っふ…A…ひょ、…んん」
『…っ……ん』
ﾋｮﾝは驚いた様に一瞬目を丸くしたけれど、誘うように薄く口を開いた僕を優しく壁に押し付けて息も出来ないくらい甘い熱を与えてくれた

僕に合わせて屈んだﾋｮﾝは、首裏をつかんで柔く舌を噛む。びくりと反応した僕を鎮めるように優しく抱き締めてくれるけど、口内はAﾋｮﾝの思うがままに掻き乱されて逃げられない
一瞬かもしれない、けれど僕にとっては永遠のように感じた甘い時間だった

Re「っ、は、っは…」
『……』
ﾍﾟﾛﾘと唇を嘗められて、漸くﾋｮﾝは顔をあげた
僕は酸素を取り込むのに必死なのにﾋｮﾝは息切れすらしていないのが悔しい

Re「……は、ふぅ…」
『ごめん、…大丈夫？』
Re「…謝らないでよ。誘ったのは僕だし、…それに気持ち良かったし…//」
『…ﾐﾝｷﾞって、すごく可愛いのに、男らしいよね』

申し訳なさそうなAﾋｮﾝを見て思わずそんな言葉が出たけど恥ずかしくなって顔を隠すように抱きついた、でも嘘は言ってない

ぱたぱたと顔を扇いで、熱が収まった僕達は漸く外に出た