君と送る徒然草～日常編～第１章 (ページ38)

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Nuest Ren couple?3 ページ38

お互いｿﾌｧ-にもたれながら目線だけｶﾒﾗに向けて小声で喋る
たまにAﾋｮﾝが僕の髪を擽って、綺麗な指が毛先と遊んでいる

Re「ね、僕ﾗｼﾞｵ聞いたよ！どうせならもっと僕のこと話してほしかった」
『え、ふふ…ありがとう、なら今度、二人で出たいね？』
Re「でっ出る！絶対だよ！？…あーでも、曲の話聞いて悔しかった…」
『…、なんで？』

そこまで話してｶﾒﾗﾏﾝから声がかかり体制を変える
僕を後ろから緩く抱き締めながら鋭く目線を送るﾋｮﾝの横顔に少し頬が紅くなった

Re「だってさ、Aﾋｮﾝに曲貰えるなんて、ずるい。しかも初めてでしょ？」
『、え、うーん、まぁ…ね。』
Re「その間は突っ込まないであげるけど、…ﾋｮﾝ
の初めては全部僕がいーのっ！」

後ろを振り向くとAﾋｮﾝはキョトンとしてからふわりと笑った、僕の一番好きな顔

『…可愛い、ふふ…でもﾐﾝｷﾞにも今日おれの初めてあげたよ？』
Re「えっ！？なになに！？」
『ｶｯﾌﾟﾙｸﾞﾗﾋﾞｱ…、ｸﾞﾙｰﾌﾟ外ではだけど…二人で、しかもこんなに可愛い子と撮るのは、おれ初めて』
Re「っ…！！」
そこまで言うとAﾋｮﾝは僕の頬にそっとキスをした、蕩けそうな、甘いcandyみたいな口付け

そこからは何だか夢心地で、ｶｯﾄが掛かるまでの記憶がない。ｶﾒﾗﾏﾝのやけに興奮した声で衣装ﾁｪﾝｼﾞが言い渡された

『…行こっか？ﾐﾝｷﾞ』
Re「あっ…う、うん…」
『…？はい、掴まって？』
Re「へ…？！！！？」

ｶﾒﾗﾁｪｯｸを済まして戻ってきたﾋｮﾝに慌てて立とうとした僕をAﾋｮﾝはさっと抱き上げた、所謂お姫様抱っこ
周りから微かに歓声が漏れる…僕今年の運使い果たした気がする

Re「っひ、ﾋｮﾝ！ぼ、ぼく歩ける…」
『…おれがしたいから、いーの、…ﾋｰﾙ、歩きづらいでしょ？…それに』
Re「…？」
『…ﾐﾝｷﾞは今日は、おれのもの、でしょ？』

ふふっと笑ったAﾋｮﾝに、僕は真っ赤になった顔を押し付けて隠すので精一杯だった

ーーー
燦々たる視線を浴びつつ(ﾋｮﾝは気づいてなかったけど)
楽屋につくとふわっと降ろされる、何故か殺気だったように興奮気味のﾒｲｸﾇﾅ達に次の衣装を渡されると試着室に放り込まれた

Re「って…たく、人が余韻に浸ってたのに、…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」

『…おじゃま…』
Re「んなぁ！？っ、何でﾋｮﾝまで！？」

ﾌｧｽﾅｰを下ろそうと格闘していると何故かAﾋｮﾝが困ったような顔をして入ってきた