君と送る徒然草～日常編～第１章 (ページ12)

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SVT fall in… ページ12

No side

みんなの視線は一気に二人へと集中した
それもそうだ、普段ｼﾞﾌﾅはスキンシップをとる方ではないしいつも落ち着いているタイプだ
そんな彼が自ら抱きつき可愛らしく頬を染めているのだから

Wj「…、その、あ、あいたかった、です！！」
『…ん、…おれも。…ｼﾞﾌﾅ、頑張ってた？？』
Wj「はい！…あ、えっと…た、多分…」

シンとした中でも二人は気にならないようで会話は丸聞こえだ
ｼﾞﾌﾝは勢い良く返事をしたものの頑張ったかどうかなんて自分で決めるものではないのかもしれないと思い直して自信なさげに声が萎んでいく

『……冗談、見てたよ。ｼﾞﾌﾅが頑張ってるとこも、仲間を大切にしてるのも…』

頭何個分か下のｼﾞﾌﾝの頭を優しく撫でながら微笑むAの表情はとても柔らかで、室内の皆の心の声はここぞとばかりに揃った

「「「「…ｼﾞﾌﾅ(ﾋｮﾝ)と代わりてぇ/たい…」」」」」

感動の再会？を大人しく待っているメンバーではなく各々がAに話し掛けようとした時、それは勢い良いノックと共に開いた扉がそれを遮った

LH「失礼します！！いた！！おいA！」
『あれ……どうしたの、ﾋｮﾝ』
LH「どうしたのじゃない！ふらふらすんなって言ってんだろ！携帯も持ってないんじゃ探しようがない！もう時間なの！ったく！」

颯爽と入ってきたルハンは周りの空気をものともせず見向きもせず、
あっという間にかなとｼﾞﾌﾝを然り気無く引き剥がすように間に割り込んだ

LH「ほら！行くよ！…あ、ごめんね皆！こいつ連れて行くね！」
『……むぅ、ごめんね、…みんな、また来るね？』

申し訳なさそうなAに周りが反応する間もなく、ルハンはにっこり笑うと((目が全く笑ってないが)嵐のようにあっという間にAを連れ去った

Jh「……あれさ、絶対威嚇してたよね、」
Wn「…やっぱガード固いなぁ…」
Js「然り気無く腕組んでたしねぇ…」

ゆっくり話す間もなくいなくなってしまった憧れの人にメンバーは不満そうに愚痴る

こうして17との初対面を果たしたAだが、
これからexoの目を掻い潜ってメンバー個々から熱烈なアタックを受けるようになる

Wj「…俺のだもん」
Hs「っぐぁ…っっ」

そっぽを向いてぼそりと呟いた桃色ｼﾞﾌﾝに影でどうしようもなく萌えていたｽﾆｮﾝがいたのは、また別のお話