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片付けが終わり、ちょうどひと段落ついた時だった。
「Aちゃん、今からでも大丈夫かな?」
私はすぐになんのことだかわかった。
『はい、大丈夫です。』
ちょっとみんなに声かけてきます、と言ってみんながいる部屋へと行く。
少し軍の奴らと話してくると言うと、
「おー、やっちゃえやっちゃえ」「やりすぎて泣かすなよ」「頑張れー」「早く戻ってきてね」
お前ら私のことなんだと思ってんだ。
とか思いつつ、なんとも嬉しい応援をもらえた。
そんなみんなの態度に元気をもらったので
『行ってきます。』
と微笑みながら、部屋を出る。
…うん、大丈夫。いける。
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(ハイムがAの笑顔にやられたんだけど。)
(うわ、邪魔だわー)
(その辺に放っておいていいよ。)
(おいアディ、実の兄に向かってなんてこと言うんだ!?)
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「この度の会談はこちら部屋で行われます。」
ですが、すみません。内容までは私たちも把握できてなくて…と眉を下げながら申し訳なさそうに謝る彼女。
『いえ、問題ないですよ。ある程度予想は付きますし、何しろ私が負けることはありません。』
それに対して、私は自信満々に言い放つ。
すると少し笑われて
「そっか、なら安心だね。」と、優しく言ってくれた。
…なんだか母と似ていて、私が安心してしまった。
「では、開けますね。」
ドアの前で立ち止まって確認される。
それに軽く頷いて、私は部屋の中に入る。
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.
『お久しぶりですね、無能ども。』
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水愛(プロフ) - 白の悪魔さん» ありがとうございます!もうすごく嬉しいです!これからまた頑張っていくので、よろしくお願いします! (2018年4月2日 17時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
白の悪魔(プロフ) - とてもステキな作品だと思い、評価を満点にさせてもらいました。お気に入り作者に登録させて頂きます。これからも頑張って下さい。 (2018年3月20日 0時) (レス) id: 468f3e0f33 (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - ようね。さん» そう言ってもらえると嬉しいです、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年1月12日 15時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
ようね。(プロフ) - これからも応援してます! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 6cd0983997 (このIDを非表示/違反報告)
ようね。(プロフ) - とても面白かったです!好みドンピシャでした! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 6cd0983997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水愛 | 作成日時:2017年12月31日 19時