この世に幸福を探して。

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阿鼻叫喚、再来。


なんて良い子なんだーー！！って叫び出して、またもみくちゃにされた。

なんて言われるか不安だったこともあって、本当に安心した。

今度はこっちまで泣きそうだった。
もうみんな良い人すぎて。

またもや1番最初に正気に戻ったサフラによって、話を戻され、詳しいことはまた明日話すね とのことだ。

「A、いろいろあって疲れただろうから、今日はゆっくり寝て良いよ。」

サフラの笑顔が黒い。

少し不穏な言い回しに寒気を感じながらも、お言葉に甘えることにした。

後ろからエゼルが 気にすんなよ！？ってフォロー入れてくれてたのが面白かった。

そんなの言われなくてもわかってるよ なんて返しながら、隣にいた男の子に聞くと、何日か交代で寝る時に見張りをつけるらしい。

ちなみに今日の当番はサフラたちだそうだ。

まあそうでなくても、限界になるまでは、熟睡したりは滅多にないらしい。


『ありがとう、サフラ』


って微笑んでお礼を言う。

今日は本当に色々あって疲れていたんだ。


「A、寝心地悪いかもしんないけど、ここで寝てくれ。」

エゼルが引っ張って案内してくれるそうだ。

『おやすみ。』

「「「おやすみ、姫」」」

みんなにおやすみって言ったら、みんなが姫なんて言うからかなり驚いた。

恥ずかしくなって下を向いて歩き出した。

ニヤニヤしながら見ていたエゼルには肩パンしておいた。


案内してもらったところで横になると、すぐに瞼が 落ちてきた。

ああ、本当に色々あった。

今日はもう疲れた。

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