コードブルー・私とあなた

不思議な気持ち ページ18

藍「櫻井‥ちょっといいか？」




朝のカンファレンスが終わった後、藍沢に呼び止められた。






櫻「うん。大丈夫だよ。」






そう言うと腕をぐいっと引っ張られ、人が少ない所へつれてかれた。






２人きりだ。









櫻「どうしたの？」


藍「辛かったな。悲しかったな。怖かったよな。」


櫻「え、何どうしたの急に？」


藍「藤川達から聞いた。」


櫻「私なんか話したっけ？」


藍「過去の事だ。」


櫻「あれ、私話しちゃってたんだ‥よくわかんないけど心すっきりしてた。言ってたんだ。」


藍「なんかあったら言ってくれよ‥どうして何でも１人で抱え込もうとするんだ。」


櫻「だって言うほどの事じゃないかなって」


藍「言うほどの事だから暗くなったんだろ！」


櫻「えっあ、うん‥そうかも‥」


藍「じゃあ翔北離れたのは？」


櫻「皆にバレて気い遣わせたくなかったから。」


藍「頼れよ‥」









そう言われると抱き締められた。








櫻「ひゃっ！」


藍「俺は突然何も言わずに翔北離れられて寂しかった。」


櫻「‥」


藍「もう行かないでくれ‥」









そう言われると頭を撫でられた。


櫻「えっあっちょっ‥ 頭ポンポン‥どういうこと？」









この様子をこっそり見ていた白石、緋山、冴島が



白「ちょっとなにあれ(笑)」


緋「いつもの藍沢じゃないね。」


冴「面白いですね。」


緋「えっなに、冴島こういうの好きなの？」


白「えーそうなの？」


冴「いや、あの違いますから！勘違いしないで下さい！」








そう言うと３人は静かにその場を離れていった。









一方Aは顔を真っ赤にしていた。

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