コードブルー・私とあなた

暴かれる過去５ ページ13

藍沢side




『久し振りに２人きりで話した。』


『その横顔は随分と大人っぽくなっていた。』


『最後に話したのはいつだっただろう。』


『‥前より暗くなったよな。』


『俺は少し気づいていた。ある日突然元気が無くなったことを。』


『話、聞いてやれば良かったな…。』









そう思うと勢いよく立ち上がり、Aの元へ向かった。









Aを見つけたと思ったら、白石、藤川、緋山、冴島もいた。









やっぱり考えている事は同じか。なんて思うと緋山がAに話しかけた。









緋「ねえ、あんたさ、なんでフェロー卒業してから翔北出て行ったの？」


櫻「え、どうしたの突然」


緋「質問に答えて」


櫻「別に‥翔北飽きたからかな。」


緋「そういう理由で出て行くもん？普通？じゃああんた何のために翔北来てフェローになったのよ？」




白「緋山先生落ち着いて！」


緋「ああ、ごめん、つい‥」


藤「一回ね、落ち着こう。」


冴「櫻井先生‥何があったの？」


櫻「いや別に何もないよ。」


藍「こいつからいうわけないだろ。」


緋「ちょっとあんたね！？」


白「はいはい落ち着こう」









そういうと俺はAの所を出て行った。









『本当はあういう風に言うつもりは無かった‥』









『ただ過去の事を話すなら無理してほしくない。』









『ゆっくりでいいから教えてくれ… A。』

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