報告書10 ページ12
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kn「それで…誰なん？君。」
あれからもう2回おかわりした。まだ食べられたけどまわりの視線に耐えきれませんでした。無念。
あとなんか途中で私たちよりも遅刻してきた人がいてめっちゃトントンさんに怒られてた。おもしろい。
『どうも、黄金妖精のA･トゥエ･インサニアですー。対獣兵器としてここに来たです〜！』
よろしくおねがいしますと頭を下げれば、おおう、と曖昧な返事が返ってきた。
へぇ、かわいいじゃん、と遅刻した人が言うとトントンさんが殴った。おもしろい。
多くが何か言いたげな雰囲気だったが、先に自己紹介するようグルッペンが声をかけた。
kn「俺コネシマいいますわ、まーみればわかると思うけどソイツと同じで
指をさされた先には犬獣族の人が。
耳の形などをみると犬種は違うらしい。
sho「シャオロンです〜、よろしくね。アイツは心無いから気ぃつけや！」
コネシマさんと仲が良いのだろう。
種族が同じだと自然と仲良くなるものだよな。
kn「なんやと不人気！ソイツとおると不人気がうつるぞ！！」
sho「誰が不人気やねん！！あぁン！？」
…いや、仲が悪いのかもしれない。
なんだよ不人気がうつるって、うつるもんちゃいますやん。
キャンキャンと言い合う彼らはさすが犬獣族といったところだ。関係ないかもしれない。
ut「どうも〜、鬱ですぅ〜。
遅刻した人。間延びした話し方はおちゃらけているのだろう。
面白いし徴無しだし仲良くしたいが、今夜良かったら…というのは聞こえなかったことにしたい。
トントンさんいいぞもっとやれ。
そういえばゾムからの事前情報で大先生は女癖の悪いクズと聞いているが、先程トントンの怒声を聞くに彼が大先生らしい。あだ名か。近づかないようにしよう。
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作者名：つんてゃ | 作成日時：2019年7月15日 16時
