7話 ページ9
Tonton side
要塞を離れ、少数精鋭の部隊で戦地へ向かう。少し経てばもう其処は戦地で俺達はその異様な光景に息を飲んだ。
「これは,,,,。」
流石のグルさんも驚きが隠せないらしい。
「取り敢えず、どうすればええんかなぁ。」
俺達が、戸惑いながら辺りを見回していると、何処からか、声がした
「総統,,閣下,,,,。」
「!?なんだっ！」
振り向くとそこには全員寝ているはずだが、独りの一般兵がそこに居た。
「凄い傷やないか！早く治療せんと！」
「私のことなどいいのです。ただ、私の話を聞いて頂きたいのです！」
「分かった。話せ。」
グルさんが重くそういうと、兵士はゆっくりと話し始めた。
「私は、戦闘で腹に玉を受けてしまい、せめて仲間の戦闘の邪魔にならないようにと戦場の端へと進みました。そこで力尽きてしまい、倒れて痛みに耐えているといきなり目の前に青年が現れました。」
「青年？」
「ええ。彼は私を見て大丈夫かと近付いてきました。なんで、こんな所にと聞きましたが青年はそんなことよりも！と話を聞いてくれませんでした。」
「それで、どうなったんや。」
「それが,,,,。」
兵士がいきなり口を閉ざした。何か言いにくそうに、どうしようかと考えているようだ。
「なんだ,,,,何か俺に言えないことでもあるのか。」
グルさんがそういうと顔を青くして言った。
「いえ！滅相もございません！ただ,,,,。私が早く戦争が終わりさえすればと言ってしまい,,,,。すみません。」
「何を謝る必要があるんだ？」
「いや、私は軍に所属している身ですので,,,,。」
俺達の前に立つ兵士は気まずそうに目をそらす。
「戦争が嫌だと思うことは普通のことだ。たとえ、それが兵士だとしてもな。」
「総統閣下,,,,。」
グルさんはやっぱり凄い。俺にはこんなこと出来ない。自分のことじゃないのになんだかとても嬉しくなった。
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なみだめ(プロフ) - Nanakiさん» 来てくれた〜！うれぴ。あんがとよ褒められるんまじ嬉しいんじゃ〜♪更新頑張るぜ (2019年11月18日 23時) (
レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - 来ちゃいました！読んじゃいました！魔法...良き。小説なのにどんな景色なのか、情景なのかが分かってしまうなみだめさんの文のわかりやすさ凄い。更新頑張ってください♪ (2019年11月18日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
なみだめ(プロフ) - YUKARI♪さん» 読んで下さったんですね♪ありがとうございます！はまってくれたなんて,,,,褒めても何も出てきませんよ〜今後も読んで下さると嬉しいです！o(^-^o)(o^-^)o (2019年11月16日 16時) (レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - イベントから来ました！初めて読んだのですが，すごく面白かったです！ハマっちゃいました(#^.^#) (2019年11月16日 14時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
なみだめ(プロフ) - かれーるーさん» ぐっぐぁぁぁぁーーーー。『そしてなみだめは死んだのであった。完』,,,,悪ふざけは此処までにして、コメントありがとうございます！これからも頑張って更新しますのでお楽しみに！ (2019年11月10日 8時) (レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみだめ | 作成日時：2019年10月15日 17時
