5話 ページ7
A side
何処からか、鈍い金属同士がぶつかり合っている音がする。この鉄臭さ_____戦争だ。いくら時間が過ぎても人々の争いは消えないのか,,,,。
『それも宿命なのかな。』
そのまま歩き続けると少し見晴らしのいい所に出た。,,,,どうやら、ここが件の戦場らしいな。戦場に用はないんだけどなぁ。
「うっ,,,,。」
『!?』
声のした方を向くと兵士が倒れていた。
『大丈夫!?』
「うっ,,,,？何故こんなところに一般人が,,,,。」
『そんなことよりも！その怪我,,,,。』
その兵士は腹に鉛玉を受けていた。出血が酷く、今こうして私と話せているのも奇跡と思えるほどだ。
「くっそ,,,,早く戦争が終わりさえすれば,,,,。」
そう兵士は言葉を溢す。
『そう。それが君の"願い事"？』
「へっ？」
『待ってね。今、叶えてくるから。』
"願い事"なら絶対叶えなきゃ。どんどん、戦場へ足を進める。自分が戦場へ入っていくほど、周りの兵士の視線が刺さる。まぁ、そんなものどうでもいいけど。,,,,ここらへんでいいかな。
『廻れ廻れ鈴たちよ。響け響け鈴の音。歌え歌え小鳥たち。音は天に願は地に。我の名をもち、ここに示せ！』
風がざわめき、兵士たちは困惑する。その瞬間、目も開けられないような強い閃光が放たれる。
「うっ、なんだぁ!!!」
「あぁぁぁぁぁ!!!」
光が消えた頃にはその場に居た兵士たちは一人残らず、眠りについていた。その中で一人が残された。
『おはよう、世界。私の目覚めを世界は祝福してくれるかい？』
久しぶりに連続して使った魔術は私が思っているよりも身体の負担が大きかったらしい。私の身体は己の意志に反しドサリと崩れ落ちた。
『"願い事"叶え,,た,よ,,,,。』
そこから私の意識は途切れた。
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なみだめ(プロフ) - Nanakiさん» 来てくれた〜！うれぴ。あんがとよ褒められるんまじ嬉しいんじゃ〜♪更新頑張るぜ (2019年11月18日 23時) (
レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - 来ちゃいました！読んじゃいました！魔法...良き。小説なのにどんな景色なのか、情景なのかが分かってしまうなみだめさんの文のわかりやすさ凄い。更新頑張ってください♪ (2019年11月18日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
なみだめ(プロフ) - YUKARI♪さん» 読んで下さったんですね♪ありがとうございます！はまってくれたなんて,,,,褒めても何も出てきませんよ〜今後も読んで下さると嬉しいです！o(^-^o)(o^-^)o (2019年11月16日 16時) (レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - イベントから来ました！初めて読んだのですが，すごく面白かったです！ハマっちゃいました(#^.^#) (2019年11月16日 14時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
なみだめ(プロフ) - かれーるーさん» ぐっぐぁぁぁぁーーーー。『そしてなみだめは死んだのであった。完』,,,,悪ふざけは此処までにして、コメントありがとうございます！これからも頑張って更新しますのでお楽しみに！ (2019年11月10日 8時) (レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみだめ | 作成日時：2019年10月15日 17時
