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Love each other *五十嵐大二&カゲロウ ページ45

めぐみ様リクエスト
※大二さん寄り




自宅にやって来た、私の恋人。確かに、私の恋人なのだ。どこから、どう見ても。
ただ、夢か、はたまた幻覚か、その恋人が二人いるように見えるのだ。


「…大二くん?」

大二「こっちが俺。そっちはカゲロウ」

カゲロウ「会いたかったぜ、Aちゃん?」


頭を抱えていて、フェニックスの隊員服を着ているのが大二くん。上機嫌そうで、上下黒の服を着ているのが彼の悪魔であるカゲロウさん。

大二くん本人も何故こうなったのかは分からないらしいが、悪魔を連れて帰るわけにもいかず、放って置くわけにもいかず、最終手段が私だったそうだ。カゲロウさんも、私なら傷つけないだろうという魂胆、らしい。


大二「カゲロウは俺が見ておくから、安心して」

「うん、ありがとう」

カゲロウ「俺は犬じゃない」

大二「かわいくないからね」

カゲロウ「は?かわいいだろ。な、A」

「エッ」


さらっと私に振られたことに驚いた。だが、かわいいかと問われるならば、当然答えは一つだ。


「かわいいですよ」

カゲロウ「は」

大二「え、こ、これが!?」

「大二くんのお顔だし、それに自分はかわいいかと聞いてくる人がかわいくないはずないじゃない?」


私の言葉を聞いて、カゲロウさんは照れているらしかった。髪の間から覗く、赤く染められた耳が、その証拠だ。

すると、不意に私の服の袖が引っ張られるような感覚が訪れた。引かれた先にいるのは、大二くんだ。
初めは平然とした顔をしていたが、だんだんと赤みが差して行き、彼が口を開くときには真っ赤になっていた。


大二「……じゃあ、…おれ、は?」


俯きがちに、私を見つめてそんなことを言う。照れから来たのであろう瞳の潤み。


「か"わ"、ヴッッ」

大二「えっ、大丈夫?」


やたらと顔のいい、世界で一番大好きな人の完璧な上目遣いに、惚れた人間が叶うはずがなかったのだ。


「自分の顔の良さと、私がどれだけ大二くんを愛してるのか理解して……」

大二「あ、あい、…!?」

2→←Call my name *詩島剛



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悠夢(プロフ) - まゆきさん» ご感想ありがとうございます!わ〜!充瑠さんかわいいですよね〜〜!! (2021年12月19日 8時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
まゆき(プロフ) - 充瑠くんかわいいいいいいいいいいいいいい!!!!! (2021年12月8日 19時) (レス) @page49 id: aca3a82b8e (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - 余白のむらさん» ご感想ありがとうございます!こちらこそリクエストありがとうございました。お褒めいただき光栄です…! (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - 333さん» リクエストありがとうございます。カゲロウさん、大二さんのお話、かしこまりました。 (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - めぐみさん» ご感想ありがとうございます!こちらこそリクエストありがとうございました。喜んでいただけたようで、嬉しいです! (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠夢 | 作成日時:2021年8月31日 12時

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