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「ありがとう、教えてくれて。そういうことだったんだな」
「納得してもらえたなら、良かった」
「ああ、納得したよ」
良かった、それなら俺が気に病む必要はな......あるな。仮にも、今蓮は俺に告白をした。
ならば、返事をしなければならないだろう。しかし、俺の何がいいのか、俺には分からない。蓮なら、もっと素敵な人に巡り会えそうなものだが。
「...俺は、男になろうとしてきた。かわいくないし、そうはなれない」
「うさぎのぬいぐるみと一緒に寝てるのは、かわいいと思う」
「......なんで知ってるんだ！？！？」
捨てられなかった、俺の"私"の部分。
元々、かわいい小物や、きらきらしたアクセサリーが好きだった。
でも、剣士を志し、その途中で言われた「女が勝てるわけない」という言葉が、私を傷付けた。まだ未熟だった私は、それならば男になってやろうとぬいぐるみもアクセサリーも手放し、伸ばしていた髪は切り落とした。
その反動で、俺は幼いときから一緒に寝ているうさぎのぬいぐるみなしでは寝られなくなったのだ。ついでにぬいぐるみに弱い。
俺は"私"を捨てたくて捨てたわけじゃないから、隠しはするがそれを直そうとは思っていない。
「前に、ソフィアちゃんと話してるの聞いちゃって...」
「話したな...」
「ごめん、わざとじゃないんだ」
「いや、聞かれるところで話すのも悪い。気にしないよ」
「そっか、なら良かった！
それから、ご飯を食べるときに口いっぱいに食べ物入れるところとか、眠くなるとくっ付いて来るところとかもかわいい。あと、」
「も、もういい！」
「そう？とにかく、Aは俺にとってかわいいよ」
開き直ったように、俺のかわいいところを上げ始めたため、さすがに止めた。そんなこと言われ慣れていないのだ。
そこまで言うなら、言ってくれるなら俺の返事はひとつだ。
...俺は"私"を守れないから。
「で、告白の返事についてだが」
「え！？今すぐじゃなくてもいいよ！？」
「ん？時間を置いても変わらないぞ？」
「...じ、じゃあ、お願いします」
「こちらこそ、よろしく頼む。私を守ってくれ」
「......え、付き合ってくれるって、こと？」
「蓮がそう願ってくれるなら」
「ほ、ほんと！？」
「ああ」
ぱあっと、一瞬で明るくなる表情。こいつ、俺なんかよりよっぽどかわいいんじゃないか？
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悠夢(プロフ) - まゆきさん» ご感想ありがとうございます！わ〜！充瑠さんかわいいですよね〜〜！！ (2021年12月19日 8時) (
レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
まゆき(プロフ) - 充瑠くんかわいいいいいいいいいいいいいい！！！！！ (2021年12月8日 19時) (レス) @page49 id: aca3a82b8e (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - 余白のむらさん» ご感想ありがとうございます！こちらこそリクエストありがとうございました。お褒めいただき光栄です…！ (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - 333さん» リクエストありがとうございます。カゲロウさん、大二さんのお話、かしこまりました。 (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - めぐみさん» ご感想ありがとうございます！こちらこそリクエストありがとうございました。喜んでいただけたようで、嬉しいです！ (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠夢 | 作成日時：2021年8月31日 12時
