セイバー祭�� コンタクトで暴いて ＊ユーリ ページ26
鬱様リクエスト
※ユーリさんが押され気味なのでお気を付けください
とあるカフェのテラス席。恋人同士らしき男女二人がアフタヌーンティーを楽しんでいた。
「ん、ユーリ！これ美味しい！」
「...その青いものがか？」
ユーリと呼ばれた男は、恋人であろう彼女に訝しげな表情を向ける。
その目線の先には、真っ青なケーキ。それには赤くドロリとした液体がかかっていた。
「ほら、食べてみてよ〜〜」
「いや、それは本当に食べ物なのか？」
「食べ物だってば」
至って一般的な、カップルの会話。彼の心境がもっと一般的であれば、の話だが。
彼の口や表情は、完全にケーキとそれを食べた彼女への嫌悪感を表しているが、彼の心は少し違ったものがあった。
例えば...そう、そのケーキのように。青い否定的な意見の中から、ドロドロとした赤い感情が溢れ出てきている。
「ユーリ！ほら、あーん」
「俺は、遠慮しておこう」
彼女は彼の言葉に「えー」と不服を訴える声を上げた。
彼は拒否しているのだ。自分に向けられた要望を嫌だと拒んでいる。それにも関わらず、彼の心の中で溢れ出る赤は、確かにこの状況を楽しんでいた。
いや、喜んでいた。
すると彼女は、ほんの少しだけ口角を上げて、彼の口を無理やりこじ開ける。そこへ、拒まれてしまったスプーンを突っ込んだ。
「んぐ、っ」
「あ、ごめん痛かった？」
そう聞く彼女はどこか嬉しそうだ。食べさせられた彼もまた、嫌そうな顔はしていなかった。
もしかしたら、彼らの持つ赤い感情は、真逆でいて相性の良いものなのかもしれない。
「...美味いな」
「でしょ〜！？」
楽しそうに笑う彼女。彼女のその笑みは、同調を貰えたことへの喜びか、はたまた別の感情か。
それは惹かれ合う二人の瞳が教えてくれる。
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悠夢(プロフ) - まゆきさん» ご感想ありがとうございます！わ〜！充瑠さんかわいいですよね〜〜！！ (2021年12月19日 8時) (
レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
まゆき(プロフ) - 充瑠くんかわいいいいいいいいいいいいいい！！！！！ (2021年12月8日 19時) (レス) @page49 id: aca3a82b8e (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - 余白のむらさん» ご感想ありがとうございます！こちらこそリクエストありがとうございました。お褒めいただき光栄です…！ (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - 333さん» リクエストありがとうございます。カゲロウさん、大二さんのお話、かしこまりました。 (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
悠夢(プロフ) - めぐみさん» ご感想ありがとうございます！こちらこそリクエストありがとうございました。喜んでいただけたようで、嬉しいです！ (2021年12月8日 5時) (レス) id: 5e7eb9f08a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠夢 | 作成日時：2021年8月31日 12時
